2017年10月24日火曜日

アドベンチャーゲーム強化期間第一戦~秘密戦隊メタモルVDX~

読書の秋も終わりかけ…ではないが冬の足音近づきつつある今日この頃、というわけでアドベンチャーゲーム強化期間本格始動。白羽の矢が立ったのは鬼才遠藤正二朗氏の代表作の一つ、PS(元はサターン)の「秘密戦隊メタモルVDX」だ!文章を読んでいくタイプのゲームを想像していたら文章はほぼ一切表示されないまるで真逆のゲームで面食らったが3話までプレイし終えた印象はというと非常によくこれはかなりの良作の匂いがしてきた。これが遠藤正二朗作品の魔力なのか……?
ゲームとしてはよくあるノベル系のゲームでも無く、選択肢を選んで行ったりクリックしたりなんなりといったアドベンチャーともまた違う、ちょっと風変わりなアドベンチャーゲーム…なのか?印象としては介入するアニメといったところ。題材が「少女戦隊もの」であり各章(第何話みたいな)ごとにオープニングアニメで始まりアイキャッチを挟み次回予告を入れエンディングを流し次の話へ…みたいな体裁を取っており、ゲームシステムもキャラクターたちがノンストップかつフルボイスで会話を進め主人公の感情を選択しストーリーが分岐していくというものなのでアニメを眺めつつ自らアニメに介入している感じがある。テキストを読むよりも実際にプレイしてる感が強まる調整というか演出が非常に面白いというか、斬新。シルキーリップやAランクサンダー辺りからこういうことを考えてたのだとしたら相当とんでもないというか、凄いな。
まだ3話までしかプレイしていない(これはどうでもいいことだが今作は読むとか見るとかよりもプレイするが適切な表現に思える…というかゲームだから当たり前ではあるんだけど)ので全体の印象は語れないが、まず第一にキャラが非常に良い。主人公及びその仲間でお友達を含んだメタモルファイブに与えられた立ち位置や個性に違和感は覚えないし先述のノンストップでフルボイスで展開される会話劇は非常に楽しく圧巻の一言。また主役を支えるサブキャラクターも主人公たちを喰うほどに強烈な個性を炸裂させている。中でも保健室の保険医でありながら主人公たちの上司でもあり、アナゴボイスの「宇宙刑事シャトナー」の存在感が凄い。というか!アナゴさん出てくるなんて聞いてないっすよ!しかも全身にタイツまとって頭のアンテナから謎の光を出したり叫んだりともうやりたい放題!マジ何やってるんすか!笑いが止まらないっすよ!TOD2でも数々の名言を残し凄まじいインパクトを残し怪演をしていたが今作もそれは健在…というか白タイツで謎のアンテナを付けてる恰好が卑怯すぎる。あんなもん笑うしかないっすよ……。
次にシナリオが良い。アニメなんてほとんど見ねーけど大丈夫かなーとか思ったけれど、丁寧な作り込みだしキャラクターの演技も光り軽快に感情を選択したくなり先が気になる作りなのが良い。1話30分程度でありながら日常パートのようなものあり、非日常パートあり、その両者の切り替えなんかも上手くテンポも非常に良いと思う。また見た目こそどうにもなギャルゲーというかなんというかそんな空気が漂っているが、そこらに転がってるようなギャルゲーとは異なり真摯に戦隊ものをやっているのが見ていて非常に好印象であり、結構考えさせられる場面なんかも多い。各メタモルファイブにも見せ場があったりフィーチャーされたりしているしキャラクターに好感が持ちやすい。細かいところだと主題歌(というかオープニングソング)やエンディングソングが非常に良い…だけでなくこれがまさにゲームのすべてを表していると言っても過言では無く、よくある普通のどこにでもいそうな女の子たちの日常性と戦隊として戦う非日常性の印象を見るたびに強めてくれている。設定面でも「変身」では無く「成長」というのがどことなくアツい気がする。未来の自分に成長して戦うというのがどことなく斬新だし、その成長した姿に願望であったりとかが混在しているのが面白い。もしかしたらこれはとんでもない傑作なのでは……?
気になるところは戦闘がイマイチ面白く無いことか……。各話のシナリオ進行する際にキーワードを集め、その言葉を足し合わせて超必殺技を作って敵と対戦するのだけどどうにもインパクトに欠けるような……。発想は面白いし、戦闘は負けることがないというのも戦隊ものらしくて良いのだがどうにもかったるい印象が……。超必殺技を作るのは意外にも難しいし、ちんたら戦ったら戦ったらでアナゴに怒られたりとどうにもこうにも。戦闘も物語の一部というのは痛いほどに伝わってくるのだがもう少し何とかなりませんかね…?
見た目のギャル感は半端なものではない気がするが今となっては古い絵に思えるし、そんなことを吹き飛ばすほど丁寧に個性づけられ、演技も光るので何一つ問題なし。ただ主人公たちは小学生ながら達観しすぎちゃうんか…?と思える場面が多々あるのは…どうなんだろう。小学生らしさは存在しているのだけどそれ以上に「こいつらホントに小学生か?」と思えることが多い。自分の小学生時代がゲームとエロいことしか考えてなかったことと比べると首をつりたくなるくらいに大人に思える。そういやパワポケダッシュも妙に大人びた考えのキャラが多かったな……。この手の題材はそうなるものなのか……?
いろいろとりとめのないことを書いたけど非常に好印象。話も短いみたいだし今日か明日にはクリアには辿り着けるのかも。ちょっくらやっていきますか。
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デスマ10周年を記念してとりあえず1回くらいはクリアしておこうかなーと思い一度クリアしてからほとんど使ったことの無い最強キャラ筆頭ローザ様を使って1クレ1周成功。いっぱいミスしちゃったけどウィンディアよりも暴力的な火力で敵を粉砕していくのは非常に楽しいものでした。自分のようなあんましやり込んでないヘボでもクリア画面拝ませてくれるのだからデススマイルズの難易度設計は非常に秀逸と言わざるを得ない。あんましケイブの横STGとは相性良いわけではないんだけど、それでもやっぱりデスマは面白いっす。良いゲームです。
ガレッガはチッタを使ってスレイヤーの扇弾幕を回避し損ねて終了。この弾幕をボムで回避するタイミングが思い浮かばないんだけどどーしたらいいんだか……。ここさえ何とかなればハート様はほとんど大丈夫で6面は大安定のはずなんだが……。このままチッタを使ってると後半面のやり方を忘れるんじゃないかと思い4号機も1回使ってみる。5面終了までは特にさしたる問題なし。だが6面開幕でチッタのつもりで勝手にオプションがホーミングしてくれると思っていて動きがなんかぎこちなくなり負け。こ、こんな情けない死に方をすることになろうとは……。チッタは4号機とパターンも方針も相関性がないからチッタに慣れてくると4号機が苦しくなったりするのか…?
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ポケモン金はレッド倒したのでやることは特になしといえばなしなんだけど本能のままにプレイ中。ヒデノリから「テッポウオが大量発生しちゃってヤバいよヤバいよ」みたいな連絡を受けて釣りに行ったり、虫取り大会で果敢にストライクを捕まえようとしてボール全部失って終了したり、殿堂入りとレベル上げを行い当時のエースバンギラスを使うべくヨーギラスをサナギラスに進化させたり、プッチーを手に入れるためにラッキーの卵を作ったりといろいろと。まだまだポケモン金は終わりませんかねえ。いやはややっぱり楽しいです。
インザナはピスチェを撃破したりといろいろ。にしてもこのゲーム救いがねえな。何がどうしてここまで重苦しい話に…?ピスチェとかハーピィにされたり魔物喰らってたりそんでもって最後の最後は死んだりもう正直見てられなかったぜ。シナリオも面白いからいいんだけど、もしかしてこういう部分がファンをつかんで離さなかったりするんだろうか。
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・戦車RPG最新作『メタルマックス Xeno(ゼノ)』始動! 角川ゲームスの他タイトルやギャルゲーブランドの存在も!?【先出し週刊ファミ通】
https://www.famitsu.com/news/201710/24144559.html

クワッ!!メタルマックスも新作か!角川ゲームズっつーのがイマイチ不安だがまあ過去作も割と角川から出てるしミヤ王さんもかかわってるしこれは期待できるのかも。
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・大きな反響を呼んだホラーアドベンチャー『死印』が、SwitchとPS4で蘇る【先出し週刊ファミ通】
https://www.famitsu.com/news/201710/24144598.html

スイッチでも登場かーそうかー。何気にエクスペリエンスは任天堂ハード初参戦か?
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・『真・女神転生V』発表&PV公開! ニンテンドースイッチ向けの新作が正統ナンバリングタイトルに!!
https://www.famitsu.com/news/201710/23144585.html
・『真・女神転生V』発表&『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』発売記念! 攻略情報からシリーズの振り返り、『V』開発者インタビューなどをお届け!【先出し週刊ファミ通】
https://www.famitsu.com/news/201710/24144630.html

んでメガテンの新作も。ナンバリングタイトルか。うむむ。路線的にはⅣみたいな感じなのかな。大司教って今何してるんだろう。
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・アークシステムワークスが新作ゲームのティザーサイトを公開――その扉の先にあるのは……?
https://www.famitsu.com/news/201710/24144633.html

少なくとも2Dアクション系のゲームでは無さそうだが…、何が来るんだろう。
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・『パタポン』コンプリートサウンドトラックが発売、シリーズ3作品の全音源を収録
https://www.famitsu.com/news/201710/24144624.html

未発表音源なんてのもあるのか。そのうち買うことには買うけどまずはゲームの方を何とかしないといけなかったりも……
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・Nintendo Switchで最新Ver.4.0.0でゲームキューブのコントローラーが使えるように!
https://ninten-switch.com/system-ver-4-0-0-gamecave

何ッ!?ということはVCでGC作品が出たりする可能性は割と現実的なものになったりも…?スマブラはあのコントローラじゃないとうまいこと動かせないので助かるといえば助かるが……。
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・「スーパーマリオ オデッセイ」で行われたさまざまな変革は何を意図したものなのか。小泉歓晃プロデューサーに聞いた
http://www.4gamer.net/games/368/G036836/20171018071/

うむむ、今までのマリオじゃありえないと思った部分の数々はすべて計算済みであえてそうしてフックを作っていたともとれるわけか。うーむ凄い。しかし購入資金のひねり出しが難しい自分は一体どうしたら…?近いうちに買うことは間違いないけど発売日には買えないょ……





2 件のコメント:

  1. なぜか自分及び自分の周囲では遠藤正二郎作品にハマる人が多く、リアルタイムでマリカやメタモルV辺りまでは追っかけてましたね。
    懐かしさに思わず1999年当時に購入したインタビュー同人誌を引っ張り出しましたよ(笑)
    シルキーリップやAランクサンダーから続く感情選択システム(LIPシステム)はサクラ大戦にLIPSとしてパク…リスペクトされましたが、メタモルVでも健在です。
    感想で述べられている通り、30分TVスタイルで各章が進行する内容と合わせて作品内への没入感がハンパなく高められます。
    ただ、戦闘システムがイマイチになのも過去作と同じ(笑)この辺がうまくさばけなかった事が低評価なのかなと。
    文を読ませるより聞かせるフルボイスなのも特徴で、ゲーム的なセンテンスのブツ切り収録でなく役者の通しの演技を大事にしているので自然な感じに聞けるのではないでしょうか。
    ただ、マリカの場合は覚悟して下さい。延々と演説が続いていても途中で止める事が出来ないので(笑)
    メタモルVに滲み出る作家性は、主人公達が外部の力を得て奇形的に成長する所ですか。トラウマやコンプレックスを裏返すかのように逆の性格になってしまい、成長前の自分のダメな部分を他者にもらった力で解決してしまう事に悩んでしまう…。重いですね。
    余談ですが、当時に自分の友人達がプレステのゲームを開発、メタモルVのちょい後に発売したのですが、見た目的にだだ被りだった事が笑えました。
    TVフォーマットな少女の戦隊モノというコンセプトが結果的に似通っただけですが、「メタモルVの後では勝てんっ」とグログロしてました(笑)
    彼らも遠藤正二郎作品が好きでしたよ。

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  2. ��>エグゼドさん
    ��シルキーリップやAランクサンダーから続く感情選択システム(LIPシステム)
    ああ!そういえばサクラ大戦にもありましたね。あちらは時間制限を上手く使って選択肢選ぶ形式でしたが。メタモルVのALISは非常にまとまってておもろいなーと思いました。
    メタモルVは没入感を高める演出が上手い作品ですよね。特にOP、EDソングが作品をこれ以上なく反映したものになっているのが良いです。ゲームのテンポの良さも非常にナイスです。
    ��戦闘システムがイマイチになのも過去作と同じ(笑)
    マジですか(汗)。今作よりもRPG寄りのマリカ真実の世界はどうなるかな……
    パーツパーツは面白くはあるんですよね。キーワードの組み合わせで必殺技を作ったり、最後のカラードジェネシスの演出なんかは非常にハマってると思いますし。ただもう少し何とかならんのかという気はあるのですが…
    ��メタモルVに滲み出る作家性
    中々言語化しにくいですが、日常(普通の女の子として過ごす)と非日常(メタモルVとして敵と戦う)の部分が非常に味のある感じでした。メタモルイエローとかメタモルブラックらがおっしゃる通りそのような要素を含んだりしてましたね。
    日常では仲間とのやり取りを通して、非日常でメタモルファイブとして成長し敵と戦うことを通じて彼女らも精神的に成長している面もあると思うんです。敵を全て倒してしまえばメタモルファイブとしての存在意義は(ほぼ)なくなり日常へ帰ってきます。が、最初のころと違いもう強制的に成長しなくても十分やって行けるほどみんな成長している……
    みたいな話だと(現時点では)思ってます。これで最後に超どんでん返しが起こったらそれはそれでビックリですけどw
    ��余談ですが、当時に自分の友人達がプレステのゲームを開発、メタモルVのちょい後に発売したのですが
    そのゲーム、すごく気になるのですががががが。
    遠藤さんのゲームは結構濃いファンが多く愛されてますね……

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