2017年7月8日土曜日

銀河力/ヘルミーナ先生とホムンクルス

このままでは積みゲーの山に押しつぶされて圧死してしまう!ということでせっせと新たにゲームを始めてみることに。360ではキュートの「ギンガフォース」、PS2でガストの「ヘルミーナとクルス」をとりあえずプレイして、後者はクリアまで到達した。しかしそれにしてもPS2に入ったままのミスティックアークまぼろし劇場をしまうまでに20分もかかるとは……。積みゲーの山が多いというか、収集場所がないので空きスペースに積み重ねるという対処を取ってるとこうなるから怖いね。とほほ。積みの山を見ると罪の意識に襲われるし。ゲームを買ってもやらないんだったら意味ないよ。しかも物理積みゲー以外にもデジタル積みゲーが多いし。
話がそれてきた。一応現時点での印象はどちらも2017年プレイした中でのベストゲーに入りそうなほどに良く出来たゲームってところかな。
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まずはギンガフォースの方だけど、とりあえずイージーのチャプター4まではクリアして5の道中でぶち殺されたところまで。エスカトスとスタッフ同じな割にはまたエライ内容変えてきたなと言う感じですかね。エスカトスのテンポの良さと爽快感と既視感の無い奇想天外な攻撃パターンの数々と既視感が物凄い過去作へのオマージュ、そして唯一といってもいい難点のダイナミックな視点はそのままと言えばそのままなんだけど、ゲームの作りが根本的に違う。1面からラストまで通しでプレイするタイプのゲームでは無くチャプターごとに攻略していくシステムやショップによる自機強化など純然たる家庭用STGを目指して作られた感じだね。この手のゲームだとダライアスバースト、同CSがあるけれども、それと遜色のない、一部ではそれをも上回る完成度の高さなんじゃなかろうか。STGはかなり奇妙なジャンルで、アーケードで覇権を取ったは良いけど家庭用への調整と言うか、家庭用に向けて作られたSTGはえらく少ない(思い浮かぶのはケツイデスレーベルと上記のダラバー位。後はやったことないけど共闘要素のあるオトメディウスとか?)という特徴があると思うのだけど今作は数少ない家庭用STGと言えると思う。これほどの完成度を持つアーケードスタイルのゲームでは無いSTGはダラバーCSのCSモードしか思い浮かばない。
特に優れているのがストーリーと演出。これが素晴らしい。ちゃんとキャラの掛け合いがゲーム内容とマッチしているし、機能的に作用していると思う。キャラは立ってるし展開はアツいし先は気になるしで上手いことプレイヤーのモチベーションを上げる要素になってるんじゃないかな。基本的にSTGは設定を緻密につくりこみ、その背景で語りなんとなく察しろみたいな感じのゲームが多いけど(タイトーのほぼ全てとか斑鳩とか)、こういった分かりやすくアツいゲームもあっていいもんだろう。ちゃんと用語の説明も見ることが出来たりキャラのプロフィールも見れるので思い入れを深めつつゲームに没頭できる作りが中々イカしてるね。ステージ中のミッションを達成したかでストーリーが分岐する(もしかしたら俺の思い違いの可能性もあるけど)のも非常に良いと思う。
ゲーム内容はほぼエスカトスの魅力そのまま引き継ぎ更に洗練されてるし、そこに加えてギミックが大幅に増して飽きさせることがない作りになっているのは非常にGood。また武装の調整で攻略が変わったりするのも面白く、ステージにかみ合う装備で攻略したりするのも非常に面白いと思う。音楽もエスカトス同様アツい曲が揃っていて素晴らしい。
難点はエスカトスよりもやけに難易度が上がっていることか……。エスカトスは自機が異様に強かったけども、今作はショップシステムの都合上最初の頃は自機がえらく弱く、ステージの攻略に苦戦しがち。ハードが難しいのは別にいいんだけどまさかイージーですらかなりの難易度だとは思わなかった。ノーマルは何度かやってるけどまだチャプター1もクリアしてない。集中ショットと拡散ショット同時に撃てるのは素晴らしいと思うけども、ショットのエナジー切れの要素はいらんのじゃないかーとも思えるし。この辺は好みの問題かもしれないけど……。あと装備の試し撃ちみたいなのが出来ないのは極めて不可解。絶対必要だと思うが……
とまあちらほら難点は見えるけども面白いことは間違いないので時間を見つけては取り組むことにするとしましょう。音楽良いし。
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ヘルミーナとクルスの方は短いという噂を聞いたのでプレイしたのだけど(こんな理由でプレイするの嫌だな……)、まさか4時間くらいでクリア可能とは流石に思ってもいなかった。うーむ予想外すぎる。
一応言っておくと今作はリリーのアトリエの外伝的作品でありアトリエシリーズの1作である。のだが、知名度的には非常に低いと思う。理由はサッパリ分からないが、今作が唯一のADVであるからか、もしくはそのプレイ時間の短さ故か……
今作はADVであるが方向性としてはコミュニケーションアドベンチャーゲームである。これだけだと何も分からないかもしれないが、そんな感じのゲームなのだ。主人公であるホムンクルスのクルスは初めは何も知識を持たない状態であり、ヒロインであり生みの親であるヘルミーナと会話していくことで知識を身に着けシナリオが進行していく、というものだ。ゲームの流れは一日の間に街をうろつきキャラクターと会話したりイベントを見たりしつつ「言葉」を覚え、一日の終わりにヘルミーナと覚えた言葉で会話をして仲を深めるというもの。割とありそうでなかったゲームな気がする。言葉を集めてそれで会話するADVと言えばノエルだけど(思い返せば積んでるな……)、それに比べればべらぼうに敷居は下がっていて分かりやすい。ヘルミーナと会話して言葉を覚えることもあるのがポイントで、投げかける言葉を色々と考えたりとそういった要素もあり中々に楽しい。
ガストゲーの一作であるために今作もキャラが非常に可愛らしく魅力的。嫌味な萌え要素や露骨な媚び要素の類も1周した限りでは感じられなかった。特に秀逸なのが一枚絵。これが素晴らしい。絵本のような感じで描かれていて引き込まれるし印象的。ヘルミーナがクルスをギュッとするシーンなんかキュンとしたからね。後半同じシーンでは涙がこぼれたし。
このゲームで最も優れているのはシナリオだろう。いやもう素晴らしいね。よもやこれほど短い時間でこれほど感情移入して泣くはめになるとは思ってもいなかったよ。感動させるためのシナリオの組み立て方が非常に上手い作品だと思う。何を言ってもネタバレになるし、それに4時間くらいでエンディング見れるのだからあえて言わないけど、なんでこれが隠れたゲーム扱いされているのか分からないほどに感動したよ。シナリオの出来なら今年一番といってもいいかもしれない。これと同クオリティのシナリオに今作と同じくらいのプレイ時間で涙を流すほど感動できる作品に今後出会えるとも思えない。
難点は4時間で1周出来るし、会話をボイス聴かずスキップしまくれば1時間程度で終わるんじゃないだろうかというボリュームをどう見るか、かな。積みの山を抱えた自分からしたらめちゃありがたい仕様だったんだけど、果たしてガストファン及びアトリエファンを納得させることは出来たのだろうか。アトリエ作品でありながら調合の類もないし。作品のテーマとして錬金術とは何か、命とは何か、生きるとは何かとかそういうところまで組み込んで上手くまとめあげて切ないシナリオ組み立てたのは素晴らしいのだが。リリーのアトリエの外伝作ということもありリリーの知識がある程度いるというのもどうなんだろう。リリーやってない身からすればあんまやってなくても問題なく、やってれば更に面白いという作品ではあると思うのだけど。これやってリリーやりたくなったし。

あとはイングリド先生とヘルミーナ先生の若い頃はこんなに可愛らしいのになぜマリーでは…なぜエリーでは…みたいなショックを受ける可能性が2割位ありそうなのが何とも……。個人的には更にヘルミーナ先生とイングリド先生に好感を持ったので良かったんだけどね。ただ先生の姿を知ってる状態で最初に見ると面喰うよね……。マリーとエリーをやり込んだ身からするとね……。人間老いには勝てんという残酷な事実を思い知ったよ……。置い以外にも気苦労が関係していそうだけど……。お疲れさまです……

で、2周目はどうしよう。分岐がかなり複雑な気がするし攻略見た方が良い気がするけど攻略見たらそれはそれで感動できるかが怪しくなりそうだし……。積みゲーの山も多いし……。困ったもんだ。
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桃薔薇1.00はまたも5面に到達だが今回は道中の猛攻に屈して負け。何ともまあ情けないもんです。というかやっぱり弾の量が多すぎるよ。弾幕STGにおいて危険な弾以外は無視して大丈夫と言うのが通例だと思うけど桃薔薇の場合無視できる弾は無くすべてが本気でこちらを殺しにかかってくるから凄いよ。こんな滅茶苦茶なゲーム今までなかった。天下のガレッガもここまでの殺意に満ちた弾の飛ばし方はしてこなかったし。だからこそ燃えるってもんですよ。自機が滅茶苦茶強いからここまでやられても理不尽とは思えないし。理不尽と思えるのはなんだかんだ7面中ボスくらいだと思うし。ちみちみ頑張りますかね……
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・ガルチ10周年を記念した「カヤック×ガルチ新規プロジェクト」始動!
http://gulti.co.jp/news/170707_a.html

多分これ見た人全員が思ったことでしょうけど、それでもこう書かせてもらいましょう。
これなんて雷電?
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・“純血種”ながらも軽快操作な魔界アクションゲーム『マルディタカスティーラ』
http://www.moguragames.com/entry/maldita-castilla-steam-indiegame/

やっぱりこれは買いなタイトルですねえ……。バランスの調整は魔界とは違うらしいのでそこは不安だけどまあ買って確かめるとしますか。ところで3DS版は独自のエンジン構築して移植したとか。すげえ執念だ……



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