2017年11月4日土曜日

いろいろ

普段は記事タイトルが思い浮かばなくて頭を悩ませるか思考停止するかのどっちかなのに今日に限ってタイトルのネタが山ほどあるのはなんなんじゃい、ってことでケリがついた作品なり新たに始めた作品になりグダグダと。
��____

俺「勝ったッ!!Dept. Heaven Episodes第4部完ッ!!」
スティング「ほーお、それでメリア編もハードもやってないのにクリアしたと言えるのか?」「まさか、このまま終了するつもりじゃないだろうな!」
俺「す、スティングーッ!!」

……慣れないことはするもんじゃないな。どうもセンスの無さをひしひしと感じる…。それはともかくようやっとインザナことナイツインザナイトメアの1周目マリア編ノーマルをクリア。何気にトランソウル完全封印プレイだったので縛り達成で10ポインッ!!プレイ時間は思い出記録帳によると累計33時間(ゲーム内タイムは28時間-前所有者が5時間くらいプレイしていたので実質23時間)。何とも長期戦だった。まさか有働テイルズ1周目の約1.5倍近くかかるとは(分かりにくい例えだな。)こんなのRPGのプレイ時間じゃないぜ。大作…とはまた違うが中堅RPGの中ではすげえボリュームの方だろう。何とも大変だった……
感想はまさしくDS屈指の傑作…と断言したいところだけどシステム面を理解し切れていないのでほんのりとそう言わせてもらいましょう。詳しい感想を書こうとするとほぼシステムへの言及になり、かといって物語はというと時期系列がごちゃごちゃしていてかつ語り口が妙に難解なので軽い感想では「面白かった!」みたいなアホくさい一文で終わっちゃうのが難だけど、とにかく素晴らしく面白く、それでいて楽しく高い次元でまとまった作品であった。DSの中でもタッチペンを上手く使わせたゲームだと思う。ここまで上手いこと使わせたゲームは無いんじゃないかなーと思うくらいには。ほかにも極端に人を選ぶオーラを醸し出しているものの調整自体は極めて万人向けなのが非常によろしい。システムの理解は大雑把で十分、雑魚戦はビンゴとにかくそろえれば良いという局地的勝利の存在、ボス戦も強い武器と強い兵を出し惜しみせず、そうでなくてもきっちりパターン見切って十分に倒せる余裕のあるターンの長さとゲーム慣れしてなくてもプレイする意欲のある人にとっては対処可能な難易度に仕上がってるんじゃないかと思う。じゃあ簡単なのかというとんなことは絶対になくここにキーアイテム回収、武器回収、仲間キャラの増築、強キャラの温存、武器の温存なんかを考え始めるとその難易度ははるかに跳ね上がる。つまり難易度に幅があるのである。極限までの思考戦、何度も繰り返されるトライアンドエラー、そして脳でシミュレートしたものを実際に手を動かして出力していく感覚。その他にないプレイ感覚はまさに今作独自のものでありこれが極めて楽しい。動かしているだけでも楽しいを実現したうえでSRPGとしても完成させている渾身の一作と言えるんじゃないだろうか。すげえ!スティング!とうなる出来である。
ただ万人受けする作品とは真逆な存在なのが難といえば難なのか…?これまでにない独創的なシステムを受け入れることができるか、難解な物語を受け入れ自らの脳内で想像し最後まで付き合えるか、タッチペンに良くも悪くもこだわりすぎ(正直武器強化の画面とかイライラしっぱなしだった……)、といった部分をどれだけ受け入れられるかで評価は激変すると思う。何もかも合わなければ最低な作品といわれる可能性すらある。自分はゲームシステム及び難易度が合っていたのでそこから物語などにも惹きつけられていったのだが。徹底したチュートリアルの存在もあることにはあるのだが、それすらも自ら進んで読み進めるタイプであり徹頭徹尾分かるやつにだけ分かればいいというスタイルであり……。裏を返せばスティングはある種サガシリーズみたくこうして自ら試行錯誤してプレイするユーザーを信じ切っているとも取れて、それは素晴らしく美しい関係だとも思うのだが……。DHEシリーズはそういうコアなファンに支えられているのかなーと思ったり。
雑な感想はこんな感じになってしまうのだが、不満があるとすればそのボリューム。正直あまりにも膨大すぎる。冗長だとは思わないけれどこのボリューム量はしんどいよ。そもそもこのゲーム物語が極めて難解なので周回して「あの時のアレはアレだったのか」みたいなことを理解するのが面白いとも思うのだが、周回プレイに適したボリュームではまるでないと思う。なにせ47面ですぜ?ここに壮絶な思考戦とトライアンドエラーが加わるのだから疲れるよ。30、せめて40で良いと思うのだが……。ボリュームは多ければ多いほど良いとは自分は思わないし、このゲーム自体非常に濃密な時間を過ごせるので十分だと思うのだが。
とはいえこれで2週目に行く準備は整ったのでメリア編にGo!そしてポーズトーク回収が幕を開ける…のだが現在アドベンチャーゲーム強化期間開催中なので挑むのは年明けくらいからか?それまでに1周目時点でのそれなりにちゃんとした感想書きたいものだけど時間がねえなぁ……
��____

マリカ真実の世界の方も決着が着いたけどあのオチはなんなんスか……。衝撃のオチというかなんというか……。ここから現在連載(?)されている真実の世界2ndに続くわけなのかね……
オチはともかくとしてゲームの感想は、まさに鬼作。時代が生み出したサターンならではの作品であった。18歳以上推奨タイトルとして、何もかもが完璧だったと強く思う。エロ要素以外でそれを成し遂げられたのが凄い。今の時代じゃ絶対に出せない。規制に引っかかる部分があまりにも多すぎる。格が違う残酷描写、カニバリズム、死亡演出、脳味噌や内臓が出た動物、乳首もろだし、洗脳etcetc……。特に開幕の獣人ソロモン、食人鬼ラブフレスト辺りのイベントは何をどうしても今の時代に出せるもんでは無い。ソロモンはともかく倫理観がねじ曲がっているラブフレストは……。ただ、そういった容赦のない演出も物語を効果的に魅せるためのエッセンスとして上手いこと作用していてしっかりとゲーム内で昇華されている。声優陣の熱演とテキストなしでキャラクターのアニメーションとボイスでしっかりと魅せてくれる。そしてその物語の完成度はまさに圧巻。各キャラクターの強烈な個性と演出により悪のテロ組織と超能力少女との戦いを余すことなく描き切っている。メタモルVでもシナリオに強く惹きつけられたけれど、今作も非常に素晴らしいものであった。それを彩る音楽もこれまた素晴らしい。捨て曲らしい曲は一切なく、日常から非日常への移り替えを演出してくれている。戦闘曲はアツく、それでいて不安を煽る曲はそれこそ徹底的に煽ってくれるのが凄い。
シナリオが素晴らしい一方で肝心のRPG部分はかなり凡庸な出来なのが決して悪いものではないのだが何ともし難い。通常のグラフィックはサターン中期なのにメガドラかSFC中期RPG並みのものであり一枚絵に対してどことなくへっぽこ(よく見れば極めて書き込まれていることが分かるのだが……)。メタモルVでも戦闘が微妙気味だったが今作もそれは健在(?)。戦闘シーンの数々は集中戦の使い方が非常にうまいしボイスも入るしで演出もカッコよくイカしてるのだが問題なのはそれが原因でテンポが妙に悪い。長くはないが短くはないロードが頻発するのが難。戦闘の難易度自体もあまりにも低すぎるということは無いのだがレベル上げの必要はなくそれでいて適当にやっても全然何とかなる難易度であるので……。それはそれで別にいいっちゃいいのだが、これでいいのか…?装備絡みも妙に手順を踏ませるのがアレだし細かい気配りみたいなのは感じられない。装着済み装備をしかるべきところで売却するとしかるべき値段が手に入るのは意外と面白いと思うのだが……。しかし物語を効果的に魅せる演出の数々とその物語は本当に素晴らしく、些細な欠点を消し飛ばす出来。サターンならではの傑作でありました。
��__

さて、ゲームの感想はそんなもんだとしてここからは物語単独での感想みたいなものを。
フェイクラフト次回作であるメタモルVのテーマは「日常と非日常」であると勝手に受け取ったが、見かけの内容がメタモルVと真逆なマリカ真実の世界のテーマも「日常と非日常」であると思う。それを感じさせるフックのようなものが多く存在していたり(普通の高校生らしさを感じさせる場面や演出、それ以外にも信号機とか)、非日常を意識したセリフも多い(真実の人のセリフや主人公紹介のナレーションの「あなたを非日常へ導く媒体である」とか)。穏やかな音楽から不安を煽る音楽への切り替わりなど、演出面でもそれが目立つ。それだけでは無く主題となるのはやはり「真実」だろう。
極悪非道を地で行く秘密結社ファクト機関およびその代表である真実の人はたびたび真実の資本主義や真実の何某などと言い、欺瞞に満ちた社会へ真実の解明・追究を叫んでいる。しかしこのゲーム内において「真実」の内容が実際に明かされることはなかった。そこらへんにあるゲームだとあんまし深いこと考えてないのかなーとか思うのだが、このゲームに関しては意図的なものを感じるだろう。というか、自分は感じた。おそらく、「真実・真理」は存在しない、もしくは存在したとしても「真実・真理」の中身は無、空である、ということなのだろう。生きていく上での心の拠り所というか、すがるものは存在しないということでもあるのだろう。その中で日常を生きていかなければいけない、ということなのだと感じる。
ファクト機関がやったことは残虐無比であり許されるものではなく、食人鬼ラブフレストのようにどうしようもない真正の狂人もいる一方で、一方で真実の人やオルガさんのように共感を覚えることを言う人も存在している。やっていることが完全な悪行なのでファクト機関は完全悪のように思えるが、そうではなく彼らもまた自らが信じる正義に基づき行動を起こしているだけだ。無論マリカたちも自らの日常を取り戻すべく正義の元ファクトと戦っている。単純な勧善懲悪ものではなく、正義と別の正義のぶつかり合いの話なのだ。その上で日常を取り戻さなければならない。いやはや何とも興味深く、それでいていろいろと考えさせる物語だった。かつてヘルガさんが言ったよう「この世には未来に託すべき希望も夢も神秘も残されていない、解決すべき問題がなくなってしまったらこの世には絶望しか残されていない」、このことが事実であると仮定したうえでファクト機関が倒されるために存在しているのだとしたら…と最初の頃は思っていて、結果的にはあんましそういうわけでもないんかなと思ったり思わなかったりしたが、色々と思うところのある物語だった。ここまで物語で魅せられたのは久々だな。
��____

育成スローライフコミュニケーションゲームはアドベンチャーゲームに分類していいんですかッ!!ということでアドベンチャーゲーム強化期間第四戦~PostPetDS 夢見るモモと不思議のペン~がかくして幕を開けるのだった……と言いたいところだけどちょっと悩み中。このゲームどう考えても短期間に目を血走らせて攻略する類のゲームじゃないんだよね。始めるべきはルクスペインの方だったかもしれん。ぐぬぬ。
ゲームの方についてちょこちょこ触れておこう。ポストペット世代でも何でもない(一応プレイ経験自体はあるんだが……)自分が一体なぜこんなゲームを買ったのかというと、自分が安売りゲーオタだから…でもあるがそれ以上に開発スタッフが自分の興味のある人らが手掛けたものだったからである。今作はアルファドリーム、Route24、バンプールが開発した作品なのだ。知ってる人は知っているだろう。知らん人の方が多いと思うけど。西健一さんとバンプールがかかわっていることから今作はラブデ系ゲームの系譜だと思っていたのだが、思った以上にその系譜を感じさせる。ほかにない独自の空気は今作にも健在であった。うーむ。一方で導入がかなりパンチ足りてないんとちゃうかーと思ったり開始1時間の間に早くもかまされた感じである。moonやギフトピア張りに強烈な導入を仕込めとは言わんけどこれは本筋に入るまで微妙に地味かつ長いんじゃ…?と思ってしまった。また良くも悪くもテンポのイマイチさは今作にも健在。それ自体はもうそういうゲームじゃないから別に気にはしないんだけど。
ゲームとしてはちびロボと言うよりもギフトピアの方なのかなあ。ともかく強化期間にプレイするかはかなり微妙なところになったがバク登場で夢を失ったペットをあれこれするみたいな話になってからかなり面白くなってきてはいるので、プレイしていきたいところだが…どないしよう。
��____

オデだよ!マリオだよ!と言わんばかりに遂に死蔵にしていたマリオデ始動開始。まだ1時間もプレイしていないので特にあれこれということは無いっちゃ無い。箱庭マリオをやるのももう何年ぶりだろうか……と初めはまともに操作すら出来なかったが飛んだり跳ねたりとやっぱりマリオはマリオで面白いということを思わせてくれた。が、単純に動いているだけでも楽しいかといわれると…どうなんだろう。マリオサンシャインはポンプを使って無限の力を得たような感覚が味わえそれが本当に楽しかったのだけど、今作は基本的にマリオっちゃマリオなのでマリオを超越した動きは出来ん。そこの面白さはキャプチャーシステムに委ねているのだろう。ただこのシステムって常時大暴れ出来るわけではないんだよね。そこが今んところ引っかかって何ともピンとは来ていない。間違いなく基本水準以上のゲームだが、自分が求めたマリオでは無かった感じなのか。それかマリオ自体が自分に合っていないのか……(2D3D合わせて面白かったマリオがサンシャイン、ドンキーコング程度なので……)
それはどうでもいいとして懸念していた3D酔いは普通に発症。マリオ64のようにプレイ断念とまではいかないものの稼働時間は45分が限度でありプレイ後は微妙な気分の悪さに襲われた。これは自分が虚弱体質なことが原因なのでほかの人にはまるで参考にはならんだろう。ちなみにどれくらい3D酔い体質かというと、2Dの魂斗羅スピリッツの5面で目を回し衰弱、世界樹の迷宮で酔いを起こす、大半の3Dゲームは1時間がプレイの限度、マインクラフトは10分で目を回しその後5時間くらい体調不良に襲われるなどである。で、自分の虚弱体質っぷりは心底どうでもいいのだけど、キャプチャー(というか帽子投げ)を積極的に使わせるのは分かるんだけどカメラもう少し何とかならないもんなんですかね…?サンシャイン以上に苦しいカメラワークとしか自分には思えないのだが。3D酔いを起こす人を対象にしちゃいない調整は別にまあ良いといえばいいんだけど(いいのか?)、正直任天堂ならその辺も何とかしてくれると思っていたのだが……。ゼルダはコア向けバリバリの作品だったけどもマリオは一応は誰もがプレイする作品だけにもうちょい調整必要だと思うんすけど。この調子だとまともにクリア出来るのは再来年くらいになっちゃうかなあ。ううう。サンシャインは本当に楽しかったから5年の歳月をかけてでもクリアしたが今作はどうなることやら。
��____

・ゲームビジネスアーカイブ第3回目・リポート編 ~メガドライブ時代のセガを支えた男たち~
http://gamesoldier.net/2017/10/28_gamebusinessarchive/

……マジで!?トレジャー新作あるの!?一体何を出す気なんだ……
��____

・Switch向け魔法少女アクション『Maria The Witch』が海外で配信決定!
https://ninten-switch.com/maria-the-witch-switch-eshop

……うーん、これどうなんだろう。





0 件のコメント:

コメントを投稿