2018年3月17日土曜日

逆転の日々はまだ続く

逆転裁判4の4話をクリアしました(5話構成じゃないんかい)。良作だとは口が裂けても言えないけれど、アドベンチャーゲームとしては極めて面白かったと言い切っていいんじゃないんでしょうか。そう、ゲームとしては面白かった。そこに嘘偽りはない。
……それが、どうしてこんなことになってしまったんでしょうねえ……。一応ネタバレ注意と書いておきましょうか。
逆転裁判4における評価点を挙げるならば
・ゲームバランス(2みたく性質が少々悪い要素は無いし、謎解き自体はそれなりに難しい)
・テキスト(notシナリオ)が読んでいて非常に面白い
・音楽(文句なしの出来)
・3話と4話の真犯人の発狂
・見抜くシステム(システムだけを見れば…)
・グラフィック面
・2話の完成度
といった具合で、アドベンチャーゲームの外堀の部分というかそこは完璧と言っても良いばかり。そうですね、点数で言うなら65点くらいはあるとしていいんじゃないかと。実際テキスト読むのは面白かったのでプレイして良かったとは思ってるのです。
では何がダメかと言うとシナリオとキャラクター。残念ながらアドベンチャーゲームの命とも言えるこの部分がガタガタした出来なのがあまりにも痛く、致命傷に限りなく近い。シナリオに関していえば1話のオチ以外と2話はまあまあ良い。問題の3話と4話がねえ……。これが酷い。特に3話は「逆転裁判にしては」ということを抜きにして「一つのアドベンチャーゲームのシナリオ」として壊滅的な出来栄えでもう言葉も出ない。酷すぎる。4話は4話でなんか体裁よくまとまった感出しているけれど、オドロキは特に活躍らしい活躍はしないし、メイスンシステムは面倒なだけだし(そもそもこんなメタ要素を含んだシステムは必要だったのか…?)、あの一味が酷いことも相まって全編嫌な気分にさせてくれる。あんな事件が起こったらそりゃ成歩堂もあんなのになるわ……
そして逆裁の命でもあるキャラクターが軒並みダメと言わざるを得ないのが厳しい。いちいち挙げてどこがどうダメなのか言うのもアレだけれど、一言だけ言うならなんで被告人に潔白な人間がいないんだ?事件が終わってもものすげえ釈然としないんだけど。
・やさぐれた成歩堂(ダル歩堂)
・印象薄いオドロキ
・役に立たない&有益な情報もくれない&成歩堂を堕落させた張本人のミヌキ
・倒すべき敵としての立ち位置である検事とは思えないガリュウ
・ほぼずっと不機嫌なアカネちゃん
・腸が煮えくり返るほどにムカつかせてくれる或真敷一味
・その中でも特に酷いザック
・3話の犯人以外の関係者のほぼ全て(ラミロア、マキ、レタス)
これらのキャラに対してスタッフは本当に疑問を抱かなかったのだろうか?特にろくな人間がいない或真敷一味は本当にどうしようもないし、何考えているのか分からないし(特にザック)。一応ハミガキ、ダイアンみたいな良キャラもいることはいるのだが…(ただハミガキの見抜くイベントは許されない)。

これは自分の経験談になるんですけど、本当に面白いADVをやっているときは徹夜してやるほどの力を持っていると思うんです。過去の逆転裁判をやっているときも、逆転検事をやっているときも、風雨来記をやっているときも、久遠の絆をやっているときも、YU-NOをやっているときも、ホワイトアルバム2をやっているときもそうでした。逆転裁判4は、夜プレイしていると物凄く眠くなったんです(特に3話と4話)。つまり逆転裁判4の出来はそういうことだったのかなと。

とはいえこれで4、5、6の誰が呼んだかオドロキ3部作に挑むだけの準備は整ったでしょう。これでようやく現行機の逆転裁判シリーズに挑むだけの体制は整ったというところです。機会を見てやってみることにしましょうか……
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で、今何をやっているかといえば初代逆転裁判(DS版)を再プレイ中でありまして。流石にちょっと4の3話と4話のコンボにちょっとがっくし来てしまって……。だいぶ前にプレイしてそれっきりなので謎解きに関してはほとんど忘却(出てくるキャラクターは覚えているのだけど)していてちょうどいい感じ。しかしそれにしても初代逆裁はテンポが良い!法廷パートも探偵パートもサクサク進む快適性が気持ちよく、初代ってこんなまとまってたゲームだったのかと再認識。そしてみっちゃんとのバトル!犯人の狼狽っぷり!コレです。自分が逆裁にほれ込んだのはこのちょっとサディスティックに相手を徹底的に追い詰めていく言葉の応酬、それに見合う適度な謎解きバランス、笑いを含んだテキストに他ならない。いやはや名作はいつ遊んでも色あせないものだと思うばかりであります。またあのサユリさんのあの言葉に心震わせることが出来るのかと思うと今から楽しみでなりません。今現在もプレイしてて、一気に3話の3日目まで来てしまっているので行っちゃいましょう。んなわけで逆裁で忙しいのでこんな感じで今日は終わりです。続き知ってるけど気になるんすよ……
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・激走リズムアクションゲーム『Runner3』5月22日に発売決定、ニンテンドースイッチ版の国内発売も計画中。「BIT.TRIP RUNNER」最新作
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20180315-64484/

おっこれはちゃんと覚えておかねば。
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・セガのメガドライブゲーム53本を収録する『SEGA Mega Drive Classics』がPS4/Xbox One向けに発表。5月29日に海外で発売
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20180315-64467/

ラインナップ的にはいつものセガ…かと思いきやエイリアンソルジャーとかクライングとか結構コアなものもあるね。個人的にはMDはテンゲン&東亜系が復刻されるのなら買ってもよかったけど厳しいものがあるのかなあ。あるんだろうなあ。




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