2016年12月31日土曜日

今年のボツその2 Geometry Wars: Retro Evolved

なんか漁ったら出てきたので。見た感じ下書きもいいところだけど……、乗っけてしまおう。うん。はい。にしてもパニクった文章しか書いてないというか書けないね自分は。とほほ…
��____

DATA
発売 / 開発 :Bizarre Creations / Microsoft Game Studios
登場時期 : 2005
ジャンル : ツインスティック全方位STG
機種 : Xbox360



��XBLAの覇者~
Geometry Wars: Retro Evolvedはプロジェクトゴッサムレーシング2に登場した初代(Retro)と、ビジュアルを大幅に超強化しドラッグトリップSTGへと変貌を遂げた(Evolved)の二つを収録したツインスティック全方位STGである。ツインスティックSTGというジャンルにそこまで馴染みが無い人もいるかと思うが、操作は単純で左スティックで自機の移動、右スティックで傾けた方向に射撃、これだけという極めてお手軽な操作形態で昔から一定の支持を得ているのである。例えばこのジャンルの偉大なる代表格である「ロボトロン2084」とか、皆殺しの狂気のビッグマネー・ビッグプライズ「スマッシュT.V.」とか。Geometry Wars: Retro Evolvedもこれらの作品と同様に大量の敵を倒しまくるシンプルで取っつきやすさを持ち、そして一度ハマったら抜け出せなくなるほどの中毒性を兼ね備え、見るべきものを圧倒させるビジュアル面で高い評価を得ている。XBLAにて長期にわたりヒットを遂げた作品でありXBLAの代表作とも言える存在であり「一箱一ジオメトリ」という格言も飛び出すほどの覇者である。今作が発売されたのはもう10年前(!)にもなるがその面白さは色あせることがない。

��撃って撃って撃ちまくれ!~
ゲーム内容としては残機が無くなるまで無限に湧き続ける敵を倒し続けるだけというものであり、そこには予想もつかない引き込まれるストーリーもカッコいいキャラクターたちも存在しない。ハッキリ言って中身はかなり地味なゲームだ。しかしなぜGeometry Wars: Retro Evolvedに魅了されるのだろうか?それはひとえに「STGの楽しみ」が凝縮された作りだからだ。
まず撃つ快楽。無限に湧き出してくる敵は一発即死なので倒すのも爽快感アリアリ。そしてものの2分もすれば敵の数はフィールドを覆い尽くすほどになりある種の敵幕を構成する。これをバシュバシュとバカスカ撃ち抜いていく爽快感は他のゲームでは味わえない。更に破壊描写。これこそが今作及びこのシリーズを傑作へと押し上げた要点である。敵を撃ち抜くと美しい光を放ち敵は消滅する。さながら花火を見ているような感覚に陥る。これが先の敵幕と組み合わさるとどのようになるのか?連鎖的に次々と爆散していく敵と宇宙に広がる無数の光、ワイヤーフレームの世界で光り輝くそれは圧倒的な視覚に訴える力を持って脳を揺さぶってくる。電子ドラッグという表現がぴったりだ。こうして文章にしてみると半分くらい何言ってるか分からない文章になってしまうが、言葉では表現し尽くせないものを無理やり表現しようとしても虚しくなるだけだ。それほどまでに今作のビジュアル表現は「美しく」「素晴らしく」「カッコよく」「スタイリッシュで」「That's Cooooooooooool!!!!!な」「エレガントで」「劇薬的な」「いやもうこりゃ降参ですわ」といったものなのだ。お分かりいただけただろうか。というか分かりなさい(命令)。思考停止してとにかく撃ちまくれ!さすれば道は開ける。
そんな感じで(どんな感じだ)撃つ快感はあるとして、避ける快感はどうかと言うと、こちらもかなりのものだ。今作の敵は弾を撃たないため確かに弾を避けると言う部分は他のSTGに比べると落ちるかもしれない。しかし多種多様の敵がゲームプレイを彩ってくれる。ただフラフラと漂うものからこちらをゆるく追尾するもの、こちらの弾を避けるものや破壊されると分裂するもの、へびのような姿をしたものからパックマンのような姿をするもの、攻撃を与えると場を歪めてくるブラックホールなんてものも存在している。これらが文字通り幕を作り襲い掛かってくる。これを一瞬の狂いもない繊細な左スティックの操作と瞬時の判断で右スティックを傾け捌いていく感覚は清く正しくSTGの姿だ。昔懐かしき狙い撃ちの間隔が残されているのもポイントが高いところだ。当たり判定が意外と大きいので敵と敵との間を潜り抜けるのにも緊張感が走り、だからこそ一時の安心を得られた時の快感は何物にも代えがたい。


……が、今作は極めてストイックな作りでありしたがって難易度もかなり高い。油断するとアッサリ死んでしまうかなりキツメの調整がなされている。かくいう自分も撃ちまくれ!とは言ったものの捌ききれずに「おわー!モウダメダ―!」という情けない悲鳴を上げて2万点なんてことを頻発させている。ランダム要素が強くパターン構築が難しいことも影響し真のゲーム力が求められる作りだ。そのためGeometry Wars: Retro Evolvedの快楽を味わう前に投げ出してしまう人もいるかもしれない。
しかし裏を返せば緊張感のある戦いを味わえるというもの。自分はこの電子の宇宙の海でただ自分が生きていることを確認したいだけ。実績なんぞ取得出来なくて結構!撃って撃って撃ちまくれ!撃てばわかるさ!


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