2015年12月5日土曜日

TGMS2016に向けて震えながら待つ男 俺は一体何者なんだ

前回ちょいと触れたTGMS2016話。チケットを予約して手に入れたは良いが、問題は整理番号が10番台ってことだ。
……何が問題なの?と思う人がほとんどかもしれない。というよりその反応は正しすぎるほど正しいと思う。だが事はそう単純ではない。整理番号が速けりゃスムーズに入場出来ていい感じとメリットばかりだがそういう訳ではない。これは心構えの話になる。
問題はこんなに速い番号を手にしてしまった自分のことだ。元々この手のイベントにはめったに行かない性質なんで100番くらいで様子見しつつ楽しむってのを念頭にして、予約を開始したときより少し遅めに予約を取った。…と思いきやまさかの10番台。この手のゲー音好きのイベントにはライブ程度しか行かない上にライブやコンサートは交流がメインに据えられてないから気楽に行けるのだが、こちらは物販や交流がメインといっても差し支えないものだ。まず何をどうすればいいか分からない。様子見がしたい。熱心なファンがどのような行動をとるのかを確認し「はーん、そういうことをアレすればいいのねー」みたいなことを考えながらでないと行動すらおぼつかないと思う。
そもそもこれに参加する他のゲー音好きとは自分はかなり大きな隔たりがあるように思える。ゲーム音楽は好きだし、これまでの人生で聴いてきた音楽はゲーム音楽しかなかったといっても過言ではないし(逆にゲーム音楽以外だとYMO程度)。だがサントラを持ってるかと言われたら黎明期から追い続けてる人に比べれば惨敗だ。100~150枚前後というのが多いのか少ないのかは分からないが自分には少ないように思える。
サントラ所有枚数がダメなら知識はどうだ?今度は音楽的知識の欠落が響く。音符は読めない、ジャンルは分からない、楽器も分からないとなるともうお手上げものだろう。それ以外にも根本的なゲー音知識の差も響いてくる。FM音源とPCM音源が違うことは分かるものの、何がどう違うのかを説明できるかと言われればNoだし、基板とサントラで音が違うソフト(例:レイフォース、ダライアス外伝etc)は分かるもののその違いはなんだという問いにはフワフワした回答しかできない。こういう問いにシュッと答えられる人が募るのがTGMSだと思う。
更に、根本的な温度差の違いとして、自分はゲームで流れた音楽を気に入りサントラを買うことが多く作曲者買いをすることはほとんど無いのだ。そりゃあ誰がどの曲(音楽)を作ったっていうのは有名どころであればすぐにパッと出てくるし、好きな作曲者も多いが、作曲者云々というよりも音楽、曲が自分にとってどうかを重視することが多い。作曲者買いするのはせいぜいZUNTATA(現行ZUNTATAよりはOGR、TAMAYO、Yack.が多い)、植松さん、細江さん、レア社サウンドスタッフ(ワイズさん、カークホープさん、イーヴリンさん、ロビンさんなど)程度といってもいい(並木さんも含めてもいいけどCDあんま持ってないので……)。音楽が優れていればCDは即買っちゃうけど。
何より、自分がよく取り上げるゲーム音楽、そしてよく聴くゲーム音楽はなんか他の人と違う。みんなで決めるゲー音Wikiの投票結果を顧みても上位の曲は確かに素晴らしく名曲勢ぞろいではあるのだが、それをよく聴いてるかと言われればNoである。基本垂れ流しにしてるのはZUNTATA(80後半~90中後半)、リッジ(特にレイジ買ってからはレイジ)、moon、イカレ系音楽(2000シリーズ、ケイブSTGのラスボス戦など)、サムライスピリッツ、ニーア、最近ではJSR、カラスってところか。この中ではニーアは共感を得やすそうだが他は同年代ではちょいと厳しいものがある。
ゆえに、知識量で他の人より劣ってる。そして誰も注目すらしないところだけは勝ってるともいえるか。例えば流行ってる艦これは音楽面ほとんど知らない(しいて言えば岡宮さんがPと作曲で関わってるくらい)が、誰も話題にすらしないバンジョーパイロット(ボンストとかでもいいや)は音楽のクオリティが非常に高いぜ!と一人で宣ってる。果たしてこんな人が参加していいのか?参加すること自体は良いかもしれないが、やる気満々和気あいあいの中に混じるのはしんどいな。俺もやる気自体はあるのだが。ホントに。

だらだら書いてみたけどアレだな。もう病気としか思えんな。うー、すごく楽しみではあるんだけど、出鼻を挫かれたみたいで。それ以上に恐怖の思いがある。本当に自分みたいな人が参加してもいいのかっていう。
何はともあれ当日参加される方はよろしくお願いしますね……


こういうある種の劣等感はゲー音以外にゲームにもあって、非常に悩ましい。例えばゲーム好きを表す言葉を自分に当てはめる場合などで問題となってくる。
普段はゲーマーという言葉がかなり一般的なものになっているからそれを使うけど、ゲーマーを名乗るためにはゲームが上手くないといけないはずだ。週まとめでの惨状(1クレ何面の情報とか)だったり、少なくとも1年以上プレイしてるのに全くクリアできない怒首領蜂大往生やバトルガレッガ、FC版魔界村が存在している時点でもう落第だろう。そのためここではゲーム好きって言葉を使うが、これもなぁ…。
ゲーマーには色々種類があるが、どれも正直当てはまらない感じだ。例えばライトゲーマーと言えば流行ってるゲームや軽いゲーム(スマホのゲームとか)、みんなでワイワイ遊ぶゲームをよくやるってイメージだが自分はといえばゲーム名を挙げればまず「何それ?」と言われるゲームをよくやることが多い。この前Rezと絢爛舞踏祭を買ってきたのだが、それを友達に話したらRezを知らなかったそうだ。正直RezはSTGの中でも知名度が高い作品だと思ってたので衝撃を隠せない。この時点でライトゲーマーからは脱落であろう。ちなみに流行ってるゲームがなんで流行ってるのかは知りたいから一応ライトゲーマーを目指してはいたりする。
ライトがダメならヘビーはどうかといえばこちらは最新据え置きハードを持ってない時点で論外だろう。みんながスプラトゥーンやオープンワールド系洋ゲーで盛り上がる中「64がアツい」「FC万歳」なんて言ってるんやつはもうゲーマーでも何でもないと思う。
じゃあコアゲーマーは?こちらはウィキペディアによるとマイナーゲームへの知識などが必要とされるらしい。ここではこれはマイナーだよねって挙げるとそれはマイナーじゃないですって言われるのが少し怖いから固有名詞を挙げるに留めることを心掛けている(たまに忘れるけど)。で、それらの知識があるかっていうと、うーん無いんじゃ?特に自分が生まれる前(1995以前、広げると2000年以前)のゲームはメジャーどころしか知らない様に思える。かといって現在ではXbox系列のゲームの知識はガッタガタだからダメダメである。
ゲーマーがダメならゲーオタはどうだ?だが今度はオタク的知識の欠落が響く。アニメ見ない、萌えが分からないなんていう言葉を吐いているようなやつはオタクではないだろう。もちろん声優の名前も全く分からない。調べてその時はあーあの人かと納得するけどすぐに忘却の彼方。ついでにサブカル系の知識もガタ落ちであるからよりダメだろう。
余談だが見たいアニメもなんか一般の人とはずれてるような気がする。Lainとか今敏(パプリカ、千年女優)、押井作品、首藤剛志作品、エヴァあたりが見たいというか興味がある作品なんだがどうも同年代でアニメを見てる人にこれってどうって聞いてもエヴァ以外まともなリアクションが帰ってきたためしがない。Lain見てるって言ってた人も玲音ちゃんかわいいとしか言わなかったし。
こうなってくるともう選択肢はほぼ残ってない。というか無い。ゲーム右翼なども考えてみたがそもそもギャルゲーが苦手だとしても普通に楽しめてるようではそれを名乗ることはできない。更に一般会話では使えない。ゲーム原理主義者ってのはゲームデザイン重視してるみたいで一番これがあってるような気はするのだが今度は正確な意味が分からない。
一体自分はどれに属しているのか……。これでもしゲーム〇違いとかだったら悲劇としか言いようがないがなんかそれが当たってる気もするなー。


そういえば今日フラワリーをクリアしたけど、あまりに素晴らしい内容をこんな訳の分からない暗い話題の中に埋没させるのも嫌なので別記事にそのうち書こうと思います。一言言うならPSハード持ってるのにフラワリーやってないなんて人生を損してるZE!って言いたくなるような内容。だけどこのゲームも人を選ぶよなー。

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