2016年4月7日木曜日

ゲーム音楽 テンペスト2000

ATARI Jaguar TEMPEST2000 THE SOUNDTRACK -
ATARI Jaguar TEMPEST2000 THE SOUNDTRACK -

このゲームの中には神がいる。ゲーム音楽『テンペスト2000』の紹介。

・メーカー ラマソフト
・ハード Atariジャガー (SS PS) DOS
・作曲者 Ian Howe, Alastair Lindsay, Kevin Saville, Julian Hodgson
・ゲームプレイ状況 ゲームオン(企画展)で触れた程度。ジャガー持ってないからプレイも出来ん。
・サントラ状況 『TEMPEST2000 THE SOUNDTRACK』所持。ちなみに厳密にはジャガーで使用された音源ではないので後述します。

曲リスト
曲名
1. Thermal Resolution
2. Mind’s Eye
3. T2K
4. Ease Yourself
5. Tracking Depth
6. Constructive Demolition
7. Future Tense
8. Digital Terror
9. Hyper Prism
10. Glide Control
11. Ultra Yak
12. 2000 Dub


家庭用ゲーム史においてPSやSS、64が登場する前にさっそうとその姿を現し、光の速さで消えていった伝説のハード「アタリジャガー」。そのハードを代表するソフトがこの「テンペスト2000」。一部ではジャガーはテンペスト2000降臨機として名高く、これがなければ粗大ごみとも(そりゃ言い過ぎか
テンペスト2000自体は昔のアーケードゲーム「テンペスト」のアレンジ版というかパワーアップ版のようなゲームとして知られているみたいです(どちらもその当時生まれてないので知りません……)。ゲーム内容は単純で画面奥へ向かって弾を撃ちまくり敵を倒しまくりアイテム取りまくりといった感じにシンプルでアツい内容になっています。だがこのゲームが凄いのは人間の本能に訴えかけるような演出面にあり。うねるようなビジュアル、押し寄せるような文字、プレイしてる最中トランス状態に陥るようなグラフィック、そしてそれらを支える桁違いのクオリティのテクノ。シンプルながらこれほど優れたSTGも中々ない。
作曲はIan Howe, Alastair Lindsay, Kevin Saville, Julian Hodgsonといった人たちが担当してるみたいです(youtubeのサントラ動画より)。この辺の海外系の作曲家は自分も疎いのでよく分かんないっすね……。たぶんテクノ角界で活躍してる人たちだと思うのですが。
個人的お気に入り
・Thermal Resolution
押し寄せるようなシンセサイザーの音。中盤あたりから狂ったように鳴り響くのがたまらなく素晴らしい。
・Mind’s Eye
テンペスト2000を代表する1曲。この作品のメインテーマ的存在。非常にノリやすい音楽で心地よい。個人的にはジャガー音源が好み。
・T2K
個人的に一番好きな曲。前半の無駄にドカドカピコピコ鳴り響くサウンドに加えて「レッツゴー!!」というアッパーなテンションのボイスが最高。後半は一転して低音部分で魅せる曲へと変貌。
・Ease Yourself
妙なテンションでシンセがうなり続ける曲。そこそこ長い曲だが全く飽きさせない曲構成。
・Future Tense
リッジレーサーの「Speedster」と「Rhythm shift」を足して、そこに独自のリズム感とアッパーテンションをぶち込んだような曲。攻撃的なシンセの音が心地よい。
・Digital Terror
バブル時代のテクノ全開って感じのノリの良い音楽(生まれてないからその辺の音楽そこまで詳しくないのだが)。時折入る「フォー!!」というボイスが良い。
入手方法・その他
海外限定サントラが出ています。入手は海外ものにしてはAmazonでも控えめな値段ですし、通販サイトであれば更に安価で手に入れることも出来るでしょう。
ただ、補足するとサントラの音源はジャガー版オリジナル音源を収録されたものではなくアレンジされたものらしいです。ジャガー版のが粗削りでエッジが効いてるものになってます(Mind's Eyeで顕著)。
で、このサントラの音源が使われてる移植版も存在しているらしいです。テンペスト2000はサターン、PSに移植されていて、それらにはこのサントラの音源が使用されてます。PSは「Tempest X3」と名前が変わってます。
また、関連作である「テンペスト3000」にも楽曲が使用されているようです。そちらもサントラ音源みたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿