2016年3月16日水曜日

狂喜の特攻バカゲー登場!「可変走攻ガンバイク」感想

やあみんな!今日はお兄さんがご機嫌なゲームの紹介をしちまうぜ!その名は『可変走攻ガンバイク』だ!!
可変走攻ガンバイク -
可変走攻ガンバイク -
パッケージの見た目からはパッとしないB級ゲームの香りが漂ってるけどそんなことは無いぜ!このゲームを作ったのはあの『ロックマンゼロ』で名を馳せるインティクリエイツなのさ!でもこのゲームを送り出したソニーミュージックエンタテインメントは『クーロンズゲート』とか『パリ・ダカール・ラリー・スペシャル』みたいなろくでもないソフトを出していたろくでもない会社なのさ!だからかは知らないけどゲームの内容もかなりぶっ飛んでとんでもない内容になっちまったのさ!
簡単にゲーム内容を説明すると、バイク・ラリー・ロボの3つの形態に任意に変更できるめちゃすごロボット「ガンバイク」に乗り込みエネルギーが切れる前に敵や障害物がわんさかいるステージをクリアしたりボスをぶち殺したりするハチャメチャアクションゲームさ!ロボットものなのにパンチやキック、重火器などがまったく役に立たず、加速して体当たりで特攻するのが最も楽で強いっていうのがたまらないね!操作方法もバカみたいに難しく、お兄さんはトレーニングステージを完走することすらままならなかったよ!しかもトレーニングステージよりも本編の方が難易度が低かったって有様さ!お兄さんはもうビックリさ!
複雑な操作方法に慣れてきても今度は練りに練られたステージ構造が立ちふさがるのさ!無駄に迷いやすい構造に加え敵が熾烈な攻撃を繰り出してきてお兄さんのハートはもうボロボロさ!でもバイク状態でダメージを撃てると吹っ飛ばされて自らの足で走ってバイクを取りに行くってのが3Dにしたエキサイトバイクみたいで最高に愉快さ!ただその演出間もエネルギーはガンガン減っていくからダメージ受けても飛ばないラリーの方が何かと便利で扱いやすいってのがたまらないね!お兄さんはもう大興奮さ!
ステージをクリアするとボス戦なんだけどこれも油断ならない難易度になっているのさ!でも必殺技である「ガンウェポン」がビックリするくらい強いから楽勝……とはならないのさ!「ガンウェポン」を発動すると非常にカッコいいアニメ的演出が導入されテンションもハイスピードで上がっていくのだけれど、その演出間もボスは普通に動いてるから演出が終わってビームを発射したときには狙った先にボスが居ず、明後日の方向に飛んでいくビームを眺めることにもなってしまうのさ必殺技なのにあんまり役に立たないってのがたまらないね!お兄さんはもう大満足さ!
お兄さんはこのゲームをバカゲーの匂いがすると踏んで購入を決めたんだけど、そんなちゃちなものじゃなかったのさ!眼下で繰り広げられてるのは硬派で真剣なストーリーなのにプレイ中笑いが止まらないっていう恐ろしい代物だったのさ!これは所謂レーシングラグーン、メタルウルフカオス系列の「真のバカゲー」に属するゲームだったのさ!ボイスが小さくあんまり何言ってるか分からない会話に加えて説明不足過ぎて全く頭に入って来ない世界観、それなのに急展開の嵐、抽象演出と電波まみれで何が何だかサッパリ分からないエンディングがたまらないね!お兄さんは笑いが止まらな過ぎて(思いだし笑いで)昼飯を吹きだしたりしゃっくりが止まらなかったよ!この時代特有の荒いポリゴンが狂ったシナリオ(別に狂ってるわけでも無くおそらくは真面目な話なんだろうが…)に華を添えていて見ているだけでも楽しいね!お兄さんはこのゲームが面白すぎてテンションがおかしくなってしまったよ!ファーック!


狂った口調はこの辺で終了。
えーそんなわけで可変走攻ガンバイクをクリアした感想でした。断わっておくとこのゲームは断じてクソゲーではない。つーか現時点では今年遊んだゲームの中でダラバーCSと双璧を成すくらい面白いゲームだった。
初見での難易度がやけに高いことは確かではあるけれどそれはインティクリエイツの大半のゲームはそうであるしちゃんとトライ&エラーを繰り返せばクリア可能なレベルに収まってる。ぶっ飛んだ設定とシナリオは全く嫌な感じはせずゲラゲラ笑いながらプレイできるので不満もない。ここまで笑えるゲームも久々だ。ネットハイも笑えるゲームだったが今作のネジが飛んでる作風にはかなわなかったという感じか。流石はインティだぜ!

ちなみにパッケージ版は裏ジャケットも色々とアレらしい。
※http://sokonuke.otoshiana.com/robo/game/gunbike.htmより引用
通常兵器の通用しない侵略新人類<ミチ>の攻殻兵器を
破壊する為に開発された、己が身体を超高速の鉄塊と化し
体当りする為だけの特攻兵器・・・
それが、ガンバイク!
速力による高揚感と破壊力による爽快感!!
何もかもをブチ壊す[体当り突破]ゲーム
時速300kmを超える超高速バイクからロボットへ変形し
敵中を突破するその衝動的な快感!!
日常の退屈と退化した感覚をブチ抜いて
狂喜の精神を開放しろ!!


'80sアニメ世代に送る
ビジュアルトリップ感覚!!
パワードスーツへと3段階に可変するバイクや
巨大多脚戦車・・・そして美少女!!!
リアルに構築された
巨大都市と迫力の兵器描写が'80sアニメナイズされた
圧倒的ビジュアルを最大加速!!!



最後に一つだけ。インティクリエイツ、デビュー作がこれで本当によかったのか?こんな超絶コアバカゲーよりももうちょっと万人向けの作品でもよかったんじゃないのか?ある意味会社第一作でこれを送り出してきたインティこそが最も恐ろしい(てかバカだった)存在なのかもしれない。俺は大好きだけど。


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