2017年3月3日金曜日

Crash! Blaster!

こんなにも発売日が待ち遠しかったことはない。前日からそわそわして中々眠れず、朝一で即購入した。……俺はゲームの歴史が変わった瞬間をこの目で見た!!

とかなんとか言ってるとニンテンドースイッチを買ってきたみたいな感じだけど、そんなことはまるでなくさっさと本題のブラスターマスターゼロ(3DS版)の話と行きますよ。ちなみに上で書いたことは全く持って事実である。何故ならブラスターマスターゼロは自分の高まった期待を裏切らない、まさにリメイクのお手本とも言うべき傑作だったからだ!!つってもまだ1時間しかプレイ出来てないので最終的にどうなるかは分からんが……

公式サイト
http://blastermaster-zero.com/jp/index.html
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今作はサンソフトが送り出した名作探索アクション「超惑星戦記メタファイト」をベースにインティクリエイツが現代向けに最適化を行ったリメイクであり完全新作である。オリジナルのメタファイトはサンソフトアクションの中でもトップクラスの操作の良さと機動性、歯ごたえのある難易度と常軌を逸したボリュームを誇るFCとは思えない名作でもあった。今遊んでもなお面白いと思えるほどに完成度の高い作品である。そんな作品をリメイクするのだからそりゃあもう期待も高まるところではあるが、不安もある。元のメタファイトとは別物になってしまうんじゃないか、とか、メタファイトらしさが無くなってしまうんじゃないか、など。メタファイトなんて古すぎて誰も覚えてないといえばそれまでだが、つい昨日までメタファイトをプレイしていた自分にとっては死活問題だ。果たしてメタファイト新作は本当にメタファイトなのか?
……結論から言おう。「ブラスターマスターゼロ」は「超惑星戦記メタファイト」の血筋を受け継ぐメタファイトを名乗るに相応しい作品だったと。どころか、原作の評価点をそのままに痒い所に手が届くよう微調整を施した作品だったと。

メタファイトは間違いなく傑作だったが完全無欠の作品では無く問題点もそれなりに抱えていた。具体例を挙げると
・セーブが無いにも関わらず一日で攻略できるようなボリュームじゃない。一日クリアを目指すとなると確かな技術と知識が要求される
・物語が分からない(FCのゲームだから仕方がないが……)
・ヒロインが空気な上にエンディングで出てくる人とパッケージの人の顔が違う
・マップが無い
などといった感じだ。ブラスターマスターゼロはこれらの欠点を潰しつつ、元々あった良さを更に磨き上げている。セーブは完備しつつ、各所にチェックポイントを設けて死亡時の配慮を徹底している。物語はデモを挿入したり主人公の台詞を入れたりし、分かりやすくも激しく主張しすぎないものに変更し、FC版プレイヤーでも全く新しい気持ちで遊ぶことが出来る。ヒロインもしっかり物語や設定に絡ませることにより物語の奥深さやキャラへの愛着もアップ。更に探索して手に入るマップにより迷子になることも無く安心して探索できるなど、その配慮は至れり尽くせり。FC時代不便だったものを現代向けにしっかりと最適化したものになっている。
元々FCの中でもトップクラスの操作性と機動性を誇るアクション面も、更にパワーアップを遂げる。今作ではFCでは出来なかった斜め撃ちが出来るようになっている。これにより原作よりも敵を倒しやすくなっているのだ。小さなことであるがこの改変は極めて大きく、ただでさえ爽快感抜群だった大破壊大暴走アクションを更に押し上げてくれている。いちいち敵の懐に潜り込んで上に照準を合わせてバカスカ撃つかったるさをなくし、斜めから機体を走らせつつデストロイ&デストロイ!まさに最適化されたメタファイトだ。さらに驚くべきは操作感覚がメタファイトそのものだということ。戦車とは思えぬほど生き生きと動く「ソフィア-Ⅲ」の挙動はFC版ほぼそのままであり「マジか!?」と驚くほどであった。
サイドビュー視点のアクションは紛れもなくメタファイトであり傑作を更に磨き上げる出来だった。ではトップビュー視点のアクションはどうか?というと、こちらも更にパワーアップしたものになっている。パワーアップガンの仕様が大幅に変わり元のアクションを基調にしつつも別物に仕上がったバランスは流石。パワーアップガンの使い分けの戦略も求められる、更に奥深いものへと変化。地形貫通弾を使い遠くからぶち殺したり、5WAY弾を使いボス相手に近づいて大打撃など爽快感を更に押し出したものに。更に、原作ではイマイチ使い道がなかったボムにも大きな役割変更が加えられ、ひびの入った壁を壊せるようになり探索が更にそそるようになっている。
また、さらに大きいのは新たなボスの追加やギミックの存在であろう。これによりリメイクというよりももはや完全新作と言っても差し支えないほどのものになっている。原作ではボスはトップビューモードでしか戦うことが出来なかったが、今作は戦車に乗りつつ戦う新ボスも登場(しかもかなり強い)。ダンジョンのギミックも原作には無かったものばかりであり、原作の知識は通用しないものになっているのも見事。
バランスも現代向けにしっかりと調整し、難しくも優しい調整に収まっているのも素晴らしいところ。チェックポイントの追加やマップの存在、更には通信システムにより迷子になったり死屍累々になりにくい爽快感を保てるバランスに仕立て上げている。ボスも強いことは強いが理不尽さを感じさせない、ギリギリで勝てるバランスを作っているのが見事。勝てない相手でもパターンを見切りやすいよう調整してあるのも嬉しいところ。この辺はインティクリエイツのお家芸をしっかりと堪能することが出来る。
グラフィックと音楽、これもまた素晴らしい。オリジナル版を尊重しつつもすべてがパワーアップしたそれはまさに必見&必聴もの。元の時点で鬼のように書き込まれた美しいグラフィックだったが、それを尊重しつつ色鮮やかになったグラフィックは至高のものであり、サンソフト作品の例に漏れず捨て曲無しの名曲オンパレードだった音楽は更に強化&新曲も登場で新鮮な気分でプレイすることが出来る。プレイを盛り立ててくれるこの二つの要素も高次元にまとめられていてまさに言うことなし。デモパートもドット絵で描写されているので懐かしさと新鮮さがあわさった奇妙な感触で楽しくプレイすることが出来る。

とまあ無駄にダラダラと長く語ってしまったが、とにかくこんなブログ見てる暇があるのならとっとと買いに走ってほしい。これはまさしく2Dアクションの傑作というべき作品であり、リメイクのあるべき姿の一つを示してくれた記録的な作品である。ありがとうインティクリエイツ。ありがとうサンソフト。これが1000円しないで買えるなんて世の中どうかしてるぜ!!

……あ、滅茶苦茶褒めちぎっちゃって、実際叩くところなんて皆無な内容なんだけど一つだけ気になるところが。原作でも多くのプレイヤーを苦しめた芋虫型の小さい敵なんだけど、あいつがなんか魔強化されてるのがちょっち気になる。原作では戦車では攻撃が当てにくい&降りて攻撃しなくちゃいけないということで、4回当たると1ダメージという調整を取ってバランス取ってたんだけど、今作は普通に1回当たって1ダメージみたいなんだよね。生身で喰らえば大ダメージでもある。斜め撃ち&特殊攻撃があるし、だからこそ特殊武器パワーも至る所に配置してバランス取ってるんだろうと思うけど、あんまし親切では無いね。これだけ初心者でも楽しく遊べる内容なんだから芋虫に関しても原作と同じで良かったんじゃないかなーと。こんなところで難易度上げなくても良いと思うんだけど……

ちなみに現在はホバー手に入れて3面をうろちょろしているところ。原作通りならこっから1面に戻るはずだが、どうなるんだろう。それにしても3ボスはすげえ強かった……。何とかノーミスで倒せたけど今後が不安である。
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ついでにレゾガンも始めてみる。うーむ、こりゃあカービィSDXのギャラクティックノヴァ戦みたいなSTGだね。こんな説明で果たして伝わるんだろうか……
STGとしては面白いとは思うんだけど、右スティック操作というのがなんか馴染めん。斜めに撃つわけでも無いのにスティックで攻撃ってのは……ボタン押しっぱでも別に良かったと思うんだけどどーなんだろう。つーかコンフィグ弄った方が良いのかね。難易度的には高いとも感じないしかといって低いとも感じない。エースを軽くやった感じでは結構無難な難易度って感じだ。まあ、ACSTGみたく初心者お断りみたいな感じにするのもどうかと思うのでこれでいいんだろうが。
あとゲームの説明がまるで足りていないのが気にかかる。コンボはともかくとして人々救出とかは説明入れた方が良いと思うんだが……。二人助けようとして長い間助けられなかったし。うーむ。
どうもブラスターマスターが破滅的に面白かったからこっちが霞んでるだけかもしれないが、2回やってみた感じではピンとくるものはそこまで無かった。現時点での評価はゼルドナーエックス2ファイナルプロトタイプ以上、アクアキティDX以下ってところか。遊んだ瞬間から「こりゃあおもしれーや!!うひょひょひょー!!」と精神が錯乱するほどだった特攻空母ベルーガと比べてしまうと、どうも……。比較対象がおかしいだけかもしれないが……
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メタスラ6をやってみて、ノーマルで1クレで4面ボスまで到達した。間違いなく技量が上がっている。自分も成長したもんだ。うーむ。
2面ラッシュはやはりロバをメタスラアタックで捨てるのが正しい解法みたいだ。初めて1ミスでこの難所を切り抜けることが出来た。しかし乗り物を捨てた方がマシというのは何ともお粗末だ。ターマでも使った方が良いのかねー。6はマルコの性能が抜きんでて強いせいでマルコ以外使う気がしないのよなー。どうしたもんやら。
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・Nintendo Switch ビックカメラ池袋本店には400名以上のファンが殺到!【Nintendo Switch発売日リポート】
https://www.famitsu.com/news/201703/03128225.html
・念願の“Nintendo Switch”を当日販売でゲット! 行列&開封リポートをお届け【Nintendo Switch発売日リポート】
https://www.famitsu.com/news/201703/03128269.html
・ヨドバシカメラ新宿西口本店に、新ハードを求めてゲームファン集結! 開店後も客足途絶えず【Nintendo Switch発売日リポート】
https://www.famitsu.com/news/201703/03128237.html

自分が昼間ネットで情報を探っていた時はあまり見当たらなかったので「今回は静かに盛り上がってる感じなのかな…?」とか思ってたらこれだよ!結局みんな買ってるじゃねえか!!なんだいどいつもこいつも「そう、かんけいないね」みたいな態度取っていたくせに!みんなそろいもそろってスイッチオンってか!時代に取り残されたゲーオタは隅っこでコラムスとかGBAのゲームでお茶を濁したりメガドラ版スイッチでも買ってるのがお似合いってか!うわー!
とかなんとか言って僻んだり妬んだりしても仕方がないし、いずれ自分も買うんだろうしそこは問題ないといえば問題ない。問題はいつ買うのかって話でもあるけど……
それはさておき、
・ついにニンテンドースイッチ本日発売!買ってきたぜ!
http://sinplelove.jp/blog-entry-6403.html
・ニンテンドースイッチ【1stレビュー・評価】利便性を高めつつ、無駄なものを注ぎ落としたゲーム機
http://kentworld-blog.com/archives/nintendoswitch-1st.html
この辺見る限り利便性が高そうなハードって感じですね。ストアが使いやすくなってるのは良い感じかな?ツイッターの方でソフトは全部DLでもOK!みたいな意見をちらほら見たけどその辺はどうなんだろう。容量がデカいやつはパッケージの方がやはり無難かねえ。自分が血沸き肉躍る作品は全部DLの予感もするが……。
それにしても、改めてソフトを見るとネオジオの傑作だったりブラスターマスターだったりボンバーマンだったりとなんだかんだで混沌としたハードですな!俺も早くゲーマントの姿を拝みたいもんだ。
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・祝『スーパーボンバーマン R』発売!
http://hexadrive.jp/hexablog/%e3%81%84%e3%81%84%e3%83%a2%e3%83%8e%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%82%8a%e9%81%93/16301/

ということでボンバーマンの新作はヘキサドライブ担当らしいですよ、みたいなことが分かってへえ~みたいな。中身見てみると滅茶苦茶面白そうじゃないっすか!仕掛けてきましたなコナミ!して今作はUnityらしい。スニッパーズもUnityだし、セツナもUnityでしたっけ?ほほう、てな感じだな。こりゃあ自分好みのゲームがうようよ出る可能性もなきにしも非ずだぞ。
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・宇治抹茶と源氏物語でおなじみの宇治市が世界初の観光アクションゲームになって登場!?【動画あり】
https://www.famitsu.com/news/201703/03128292.html

早くゲームとして公開してくれねーかねえ。実況とかどうでもいいから俺はゲームをやってみたいよ。
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それじゃあちょっくらブラスターマスターになってくるのでこの辺で。現時点では今年遊んだ中でホットラインマイアミ、マシナリウムに匹敵するゲームだがはたしてここからどれだけ評価が上がるか?うーむ楽しみだ。




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