2016年6月28日火曜日

サイバースピード ひとりぼっち惑星 危うい日本語

Cyber Speed -
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本日私がご紹介させていただくゲームはギャガ・コミュニケーションズから出たPSソフト『サイバースピード』でございます。まずはその説明書を皆様にご覧にして差し上げましょう。
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どうでしょう?何とも言い難い独特の熱を帯びた非常にアツいゲームの予感がプンプンとしてきますね。
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攻略指南の中に「マッハでゴーゴー。」なんていう脱力物の文章を惜しげもなく仕込んでいやがります。非常にデンジャーな予感を感じさせますね。お次はこのゲームを彩るキャラクターの一部を紹介しましょう。
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何を言ってるのかイマイチ伝わってこない文章も気になりますがそれ以上に気になるのはキャラクターグラフィックとゲーム内グラフィックが似ていないということであります。そして妙に顔つきが怖いです。更には年齢がなんと52歳!家で寝てろよと思ったのは私だけでしょうか。
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ゲーム内グラフィックは普通ですが、こちらも女性とは思えない神妙で怖い顔つきをしております。確実に死線を越えた目つきをしています。超こええ。
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こちらの男性も非常に怖い顔つき。更に横の文章が極めて危険な香りを醸し出しています。「ルーツ!ロック!レゲエ!」と来て、なぜ「うおおお」でうち止めてしまったのか、なぜ最後だけエクスクラメーションマークが付かないのか、おおおの数が少なくはないか?と疑問ばかりが出てきて止まりません。
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彼女のサイバーパワーは、無限大、ああ無限大、無限大、あぁ・・・もう駄目。とにかく、彼女の意識は電子と化し音速の壁を突き抜けて行く
。ラリってやがるのかてめえ。

とこの辺で突っ込みきれなくなってきたので口調を元に戻す。自分は説明書を見てるだけで大笑いしてたんだけど、読んでる人はなんのこっちゃって感じだよなあ……

ちなみにゲーム内容はゴンドラ系レースSTGとなってる。ハァ?という声も飛んできそうだが実際そうなのだから仕方ない。自機であるマシンがゴンドラ状につるされて、ミサイル撃ったりできるレースゲームを行うというものだ。言っちゃあなんだがゲームとしては面白いもんでも何でもないと思う。まだ1時間ほどしかプレイしてないが、やけに高い難易度、ぐるんぐるんする操作性から引き起こされる3D酔い、時速200キロオーバーしてるのにスピード感に乏しく、爽快感も加速も興奮もなくただただ地味単調無味乾燥といった仕上がりでゲームの出来をはるかに凌駕するサウンドくらいしか現時点では絶賛するところが無い。やり込めば変わってきたりしそうな予感もあるこたああるんだが……

と、ゲーム部分はダメな感じが否めないが今作最大の魅力はそこではない。説明書にもある通り今作はゲーム内でレースが終わるたびにCMが流れるというよく分からない仕様になっている。そしてこのCMの内容なんだが……なんというか……説明書で独特の熱を感じると言っていたが、その熱を感じるような内容であり……また嫌な予感がするという感想も同時に抱いたが、それもまたその通りであって……
結論から言ってしまえば「意味不明」といったところか。短く言えば「バカ」。一言で言えば「何これ?」といった感じ。もうとにかく意味不明。無駄にハイテンションな外人の声だけが響き渡り眼下で繰り広げられるのはもはや理解不能の世界。いや意味は分かるものもあるんだが、結局は「何これ?」としか言葉が出てこない。いったいこれはナンナノカ。本編とは何一つ関係性が無く、必要性も分からず、とにかく疑問符が絶えない。

とどのつまり「サイバースピード」はバカゲーってことで一つ。アレな内容なことはもう言うまでもないが、とにもかくにも音楽だけは本当に素晴らしい出来なので中古屋で見かけたら買っておくことをお勧めしておきます。笑いどころ満載な説明書と良質なテクノサウンド、狂ったCMが魅力的ダゾ!ゲーム内容は察しろ。擁護しておくとただ単なるおサブいクソゲーとは一線を画す出来なのは確か。そこまでヒドイゲームなわけでも無い。

ちなみに説明書にこんなものが挟まっていた。
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この内容ではどう考えたって現実のジェットコースタの方が迫力ありだと思うのだが。ああギャガ・コミュニケーションズに幸あれ。

※ようつべにてサイバースピードCM全集を発見。見たところで「何これ?」としか思わないであろうが一応貼っておこう。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLkQKGsfMJ6K6MvaVf1Iw__gIBxmRVoNAM
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先週ギャラガやってたことを今になって思いだした。後で覚えてたら追加しておこう。
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・【新作】突然ランキング上位に踊り出た『ひとりぼっち惑星』ってどんなゲーム?
http://app.famitsu.com/20160627_756444/

にんげんと呼べる生き物は存在し無さそうだと言っておきながらユーザー間やり取りがあり人間を意識せざるを得ないのはこれ如何にって感じだな。こういうソーシャル要素が強いゲームは苦手だが、でもなんとなくヒットするのも分かる。
ソーシャル要素が強いって書いちゃったけど、でもこれは勝手に発信して勝手に受信するようなゲームっぽいな。それはそれでどこの馬の骨かも分からないところから狂気を受信することもありそうで凄く怖い。やっぱ向いてないんだろうなあ。でも勝手に発信できるってのはちょっと面白そうかも。
ぎゃが・こみゅにけーしょんず が だした
さいばーすぴーど って げーむ が おもしろいぞ
いかした てくの に くるった しいえむ が たまらない
まさしく しごく の ぷれすて れとろ ようげー だ
みたいなよく分からない文章を送ったら受信した人がサイバースピードを知って買ってくれるかもしれない!ひとりぼっち惑星はいい意味で新たなるステマ系ソフトであると主張しておこう。たぶん本来の遊び方とはズレまくってるんだろうけど。

全然関係ないけど、トライアングルサービスの例の文章のパロディが有ったら笑っちゃうなと思ってしまった。既に誰かやってたりするんだろうか。
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・ファミコン、メガドラ、スーファミ、ゲームボーイなど、7種のレトロゲーム機を収録したサンプリング音源“Super Audio Cart”
http://www.famitsu.com/news/201606/28109530.html

ほうってな感じだな。これを用いた音楽が台頭してくれるとその時代の音楽が結構好きな自分としては嬉しくもあるかな。
ちなみに公式サイトでは我らの光田さん古代さんに加えてあのGrant Kirkhope氏が称賛コメントを書いていた。ほほうってな感じだな。しかし真っ先にドンキー64が代表作に挙がるとは……てっきりバンカズの方だと思ってたんだけど。
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・これはイタリアからの日本のアケシューへのラブレター。2D横シュー『XYDONIA』(ザイドニア)がクラウドファンディングを開始
http://www.famitsu.com/news/201606/28109476.html

海の向こうからSTGがやって来た!ヤッホーウ!超面白そう!
ってことよりもまず先に危うい日本語が気になってしまった。
反対を破壊します!!
高速アクションSTG!!

冒険が待っています!!
惑星XYDONIAのための無限の検索!!
…どうよ?何でか知らないけどアクレイムジャパンを思いだしてしまったよ。洋ゲーと言えば危うい日本語というルールでもあるのか?

ところで作曲面子が期待大(細江さんヨナオさん佐宗さん安井さん)だからキックスターターやってみようかしら。今までカードが無いから出来ないぜ!って思ってたんだけど、どうやらVプリカなるものを使えば簡易的にクレジットカードを持ったことになるらしい。ホントかよーといった不安もあるがこれは特攻する価値ありか?でも金がねーなー。でもクレカ作ればbandcampも思いのままだしノリで作ってみるのもアリかも。クレジットカードなんてノリで作るものじゃないと思うけど。


2 件のコメント:

  1. ゲーム部分はさておき、説明書の文章やゲーム中CMは明らかに狙っていましたね。
    人それぞれなのでしょうが、結局は楽しんだもの勝ちな気もします。
    他ゲームでも、ワイプアウトXLの機体デザイン変更(カタツムリ 等)、
    ランニング・ハイの赤ちゃんモードなどはユニークでした。
    サイバースピードは音楽目的とも拝見しましたが、最近購入されたとおぼしき、
    デイトナUSA(サーキットエディションも)に加え
    SSのセガラリーやグランチェイサー、PSのフォーミュラ 1やラリークロスなど
    初期のカーアクションやレース物はCD-DAがそれなりに採用されていましたね。
    また、ボートやスノーボード物となりますが、
    ラピッドレーサー、スティープ・スロープ・スライダーズなどは
    一部テクノ風の曲もあったように記憶しております。
    ・ラピッドレーサー
    https://www.youtube.com/watch?v=yR_Z6g0NOkQ&index=1&list=PLsyTxSTQmimQ6xdVHPhjhjcsvQv59Br3F
    ・スティープ・スロープ・スライダーズ
    https://www.youtube.com/watch?v=PkAK_POZqRg&list=PLRtaAHG_k8HDBarxPXZmt8NjcBd1W7iQp&index=1
    以前に話題に出たヴィジランテ 8、特にセカンドバトルの場合、
    DC、PS、(N64 海外)リリースで、PSはCD-DAと
    何気にRe-Voltを彷彿とさせられました。
    とはいえ、PSのRe-Volt がCD-DAとはナノテックウォリアー同様、
    本ブログでご教示いただいて初めて知ったのですが(笑)
    ご紹介いただき、ありがとうございました!
    最後に蛇足かもしれませんが…
    アナザーとは違い、アフレイドギアはCD-DAだったと記憶しておりますが、
    テクノではなかったような…。
    また、ファイナリストは、Tunnel B1、Chris Huelsbeck などで検索されると、
    ヒットしやすくなるかもしれません。
    このたびも長文、失礼致しました。

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  2. ��> さん
    ��ゲーム部分はさておき、説明書の文章やゲーム中CMは明らかに狙っていましたね。
    ゲーム部分は3D酔いさえ起きなければもうちょい楽しめたかもしれなかったんですけどねぇ。ただまだ戦い方も見えてきてない感じなのでどう転ぶか分からないですが。説明書とゲーム内CMは大満足でしたww面白かったデス。洋ゲーのこういうところは好きです。
    ��SSのセガラリーやグランチェイサー、PSのフォーミュラ 1やラリークロスなど
    初期のカーアクションやレース物はCD-DAがそれなりに採用されていましたね。
    おお、そういえばレース系は確かにCD-DAが多い印象ですね。セガラリーやフォーミュラ1とかはそうでしたね。峠とかデストラクションダービーなんかもCD-DAって噂を聞いたことが。
    ラピッドレーサーとスティープ・スロープ・スライダーズは恥ずかしながら知らなかったので教えてくださりありがとうございます!特にスティープ・スロープ・スライダーズの方はケイブ開発ということを知り、びっくらこきました。こんなのも作ってたんですねー。
    ��アナザーとは違い、アフレイドギアはCD-DAだったと記憶しておりますが、
    テクノではなかったような…。
    ぎゃ、そうなんですか。勘が外れたかな…?でもCD-DAなんですね。暇ができたら取り込んでみようと思います。情報ありがとうございます!ファイナリストの方も、ありがとうございます!

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