2017年4月9日日曜日

この世の果てでVISIONNERZ~幻視人~を唄う少女

いやああの曲のボイスを担当された方は一体誰なんでしょうねえ…ってそれはどうでもよく、この世の果てで恋を唄う少女YU-NOをクリアしてしまった。一部現在地113からの分岐がどう足掻いても分からず達成率99%でエンディングを拝み、その後ダメなことに攻略サイトの力を借りて達成率100%になったわけだが、とにもかくにもクリアである。プレイ時間は既読した箇所はスキップしまくって35時間くらいか?ボイスのあるリメイク版だともっとかかるんだろうなあ……
ネタバレを避けつつ感想を書こうとは思うのだけれど、何をどう書けばいいのか分からん。いやね、滅茶苦茶面白かったんだよ。終盤までは。これは紛れもなく傑作だと思ったんだよ。終盤までは。いや終盤を差し引いても傑作だと思うんだけど。それは本当。でもねえ……
あー切ないねえ。ADVに革命を起こすほどのシステムとそれを最大限に利用してまとめあげたシナリオや伏線の張り方と回収の仕方は本当に凄い。しかしそんなシステムをもってしても結局は一般的なADVのシステムに帰着してしまったのか。ゲームとして面白い、いやゲームでしか出来ないシナリオを構成したのにも関わらず最後の最後には他の普通のADVのような形にせざるを得なかったのか。このゲームがそれこそA.D.M.Sシステムのみで構成されていたら伝説と化したかもしれない(正直今のままでも普通に伝説的ゲームだと思うけど)。しかしシナリオの流れ、それに最後の世界での展開とそこから行きつく物語の終点を考えるとこうするしかなかったとも取れなくもない。結局ADVはシナリオ読ませることだけに特化した方がいいのだろうか。シナリオのためのゲームシステム、ゲームシステムのためのシナリオを用意しても結局は直接プレイヤーに読ませることが正解なんだろうか。一体ゲームシステムとシナリオは何のためにあるの?人はみんな幸せになって何がしたいの?
思わず錯乱してしまったが、終盤を除いて「ゲームとして面白い」ADVを構成し高次にまとめあげたのは本当に凄く、シナリオに関していえば終盤の流れも含めて素晴らしい以外の言葉が出てこない。A.D.M.Sシステムを使ったシナリオ展開は過去見たこと無いほどに上質な物語を体感することが出来た。それだけに「普通のADV」になってしまった終盤が……と思わざるを得ないのがあまりにも惜しい。普通のADVになってしまった終盤もシナリオ自体は素晴らしいものであり、完成度の高い傑作だと思う。絵も音楽も非常に上質なものだと思う。それだけに終盤で普通のADVになってしまったのが……。願わくばリメイク版がこの部分を打破していてもらいたいものだけど……たぶん無難なリメイクで落ち着いちゃってるんだろうなあ。
個人的な感想を記すならば「このシステムだけで構成されたADVをプレイしてみたい」ってところかな。これほど熱中してADVやったのは久々だったと思うし、そうさせるだけの力がこの作品にはあった。普段ADVやらない自分が寝食を忘れゲームに没頭させるだけの作品だったからこそ、これを越えるものが見てみたい。YU-NOはそういう作品でありました。
……でも、ADVで所謂ゲームとして面白いADVなんてあったっけ?自分が思い浮かぶものなんて風雨来記、あとは未プレイだけどチュンソフトの街とか?YU-NOが絶大な支持を得ているのは他にシステムに特化したADVが出ていないことも関係しているのかな。アドベンチャーRPGもADVに拡張すればmoonみたいなものも思い浮かぶけどこれは性質が違うしなあ……
……さよならを教えてでも買おうかなあ(唐突過ぎ)。さよ教はゲームとして面白いタイプのゲームでも何でもない…というかただの鬱ゲーだと思うが……
��____

YU-NOに感けていたらSFC新作の強襲を受ける。うーむ。注文したときは「レトロ野郎としてはこいつは外せないぜえぇえぇえ!!!」だのなんだの思いながら注文したけれど、今となっては正直どうでもいい感が出てしまっている。そもそも格ゲーやらない自分がこういうのを買うこと自体が何か間違ってる気がしないでもないんだよ!というかこのグラフィックはどう見てもSFCというかGBAじゃねーか!!なんてパッケージ裏を見たりして思ったりもしたが、どうもストーリーモードもあるらしいのでとりあえずやってみることにしよう。現段階ではパッケージを開け説明書を読んだだけなので内容に関しては何とも言えないけれど、まあ明日辺りからボチボチ進めるとしますかね……。思い返せば普段次々とゲームを喰い散らかしている自分が一つのゲームに集中するってのも中々珍しい話だ。
っつーことで、アドベンチャーゲーム強化期間も今回で一区切り。またしばらくはACTやSTGを中心に気楽に過ごしていくことにしますか。積みゲーは山のようにあるわけだし。
��____

あー、そういや明日からまともに社会復帰というか、大学生活と言う名の見えない刑務所みたいな生活が始まるんでここに書いていくゲームの与太話なども若干減るかも分からんところです。でもようやくまともに文字書ける環境に行けるからそこはありがたい話かな……。何らかの長文を作成するにあたってアナログ(というかノートとか)に書いてからテキストファイルにもう一度書き直し、それをコピペしてここに上げるという極めて面倒な手順を取っている身としては図書館使えるようになるのはありがたい話だ。
しかしいよいよ大学3年か。果たしていつまで愉快にゲーム出来るのかねえ……。とりあえずゲーセンに行く時間とゲームする時間、何らかの考えをまとめる時間を確保したいところだが……
��____

ごめんなさい時間切れだったりします。また次回デス。特定のゲームしかしてないとここに書くこと無いんだよね。しかも今回は題材が題材なだけにネタバレ厳禁だし(ネタバレになってないよね?



0 件のコメント:

コメントを投稿