2017年4月30日日曜日

ゲーム音楽 ビューポイント

VIEWPOINT - ゲーム・ミュージック
VIEWPOINT - ゲーム・ミュージック


独特の質感と、ハウステクノのネオジオSTG。ゲーム音楽『ビューポイント』の紹介。


・メーカー サミー(開発:エイコム)
・ハード AC、NEOGEO、X68k、FM-TOWNS
・作曲者  岡村静良、加瀬正紀、松浦めぐみ
・ゲームプレイ状況 どこかで数回やったくらい
・サントラ状況  サントラはちょいと高騰気味ですが抜け道があったりします。


曲リスト(みんなで決めるゲー音Wikiより引用)
「曲名」 補足
「EYE CATCH SAMMY」 MAKER LOGO
「TITLE BACK」 TITLE
「INSTRUCTION」
「NOT ALL THERE」 AREA 1
「F.O.B」 BOSS
「UN CAILLOU RICOCHET」 AREA 2
「BE TOUR AGE!」 AREA 3
「ASS BACK WARD」 AREA 4
「LA NERVATURA」 AREA 5
「PHYSICAL DAYDREAM」 AREA 6
「F.O.B BIOTRON」 FINAL
「MES VOLUTES BLEUES」 ENDING
「CONTINUE」
「NAME ENTRY」




コアなゲームを作り続け一部のゲーマーたちを虜にしたエイコムの代表作にしてネオジオSTGの代表格と言っても良い作品、それがビューポイントでしょう。クォータービューで斜めにスクロールするR-TYPEのような作品でもあります。クォータービューSTGはザクソンとビューポイント、といった具合にクォータービューSTG界では非常に著名な存在です。
特徴はなんといってもそのグラフィック、そして音楽でしょう。独特の視点を用い、手のかかったグラフィックとそこから生まれる演出は見るものを「ハッ!」と思わせる力に溢れています。特に質感が素晴らしくメカメカしながらも生き生きした動きを魅せてくれる敵が中々味があります。
そして音楽!ビューポイントの魅力と言えばやはりこのグラフィックにバシッとハマったハウス調のテクノミュージックでしょう。ゲーム音楽にテクノを持ち込んで話題を集めた初期作品といえばF/A、リッジレーサー、ベアナックル、オペレーションラグナロク、サマーカーニバル'92烈火、辺りの作品が挙がりますが今作も負けず劣らずの出来栄えでクオリティは極めて高いです。テクノなゲーム音楽の代表例と言っても良いでしょう。ゲーム開始時の「1,2,3,4Hey!」はこのゲームの全てを表してるといっても良いでしょう。全体的に軽妙で落ち着きのあるオシャレハウスな感じでまとまっていますが、ボス戦だけはなぜかデステクノのような暴走っぷりでボスのインパクトを強めてくれています。
作曲を務めたのは岡村静良、加瀬正紀、松浦めぐみのお三方。岡村静良さんはテクノやハウスの音楽で有名であり、ビューポイントにもそれが色濃く投影されてると言えるでしょう。
余談ですが移植版では一部音楽が違うものがあったりします。X68k版はかなり音がエッジ効かせたものになっていて、オリジナル版に思い入れがあると「なんじゃこりゃあ!」と思うようなものだったりします。が、個人的には意外と悪くないとも思っていたり……。海外版ではアレンジでも無く曲が全然違うようで、こちらは「こんなのビューポイントじゃない…」と思える出来でした……が、ビューポイントと見なければ結構いい曲なのかも?
個人的お気に入り
・NOT ALL THERE
このゲームの肝である「1,2,3,4Hey!」の曲。オシャレで落ち着くような音色ながら静かに盛り上がっていく感じがたまりません。
・F.O.B
ビューポイントで最も異端な楽曲。ハウス調でまとまってると思いきやデステクノ寄りで何もかもが過剰暴走した楽曲で強烈なイントロとリズムラインに加えて掛け声や「ガーイ!!」「ベイベー!!」といったボイスがこちらの精神をハイにしてくれます。個人的にはイチオシです。
・UN CAILLOU RICOCHET
2面で使用される楽曲で軽妙なオシャレな楽曲。1面の曲はゆったりとしていましたがこちらはかなりスピーディ。
・BE TOUR AGE!
こちらもオシャレな楽曲。挿入されるボイスが楽曲の雰囲気を盛り上げ引き立てています。
・ASS BACK WARD
独特のリズム感と不思議な音色が心地よい楽曲。一見STGっぽくない楽曲ですが、ソリッド感の強い今作のグラフィックと合うようなテイストがイカしてます。
・LA NERVATURA
不思議な音色の繰り返しのリズム感がハマっている楽曲。おとなし目ですがそれが心地よくもあったり。
・MES VOLUTES BLEUES
ビューポイントを代表する楽曲で、ビューポイントと言ったらこの楽曲!という人も多いでしょう。激戦を終えたという感慨に浸れるような穏やかでゆったりとした爽やかなテクノであり非常に印象的な楽曲。作曲者さんもお気に入りなのかアレンジがサントラには入ってます。
入手方法・その他
サントラは発売されていますがわりかし高値で安定しています。中古でもそれなりの出費を覚悟しないといけないレベルだったり。2曲ほどアレンジ(MES VOLUTES BLEUES)が入っているみたいですね。
一方、今作はネオジオとネオジオCD、FM-TOWNSでも発売されているんですね。ここで注目はネオジオCD版とFM-TOWNS版。これはCD-DAによる収録なので曲が聴けるんですよね。FM-TOWNS版は音質が良い(らしい)ですが、こちらはこちらで高値が付いています。ネオジオCD版はなぜか値段も抑えめなのでこちらを買うのがオススメですかね。もっとも、全部買っちゃうのが男らしい選択かもしれないですが。
また海外ではPSやSSでも出ていますが、こちらがCD-DAかはちょっと分からんです。

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