2017年2月15日水曜日

ゲーム音楽 グリッドシーカー

タイトー レトロゲームミュージック コレクション1 シューティングクラスタ - ZUNTATA
タイトー レトロゲームミュージック コレクション1 シューティングクラスタ - ZUNTATA


中山上等兵(なかやまらいでん、古川典裕)氏の本領発揮!。ゲーム音楽『グリッドシーカー』の紹介(画像はシューティングクラスタ)。


・メーカー タイトー
・ハード AC、PS2(タイトーメモリーズ)
・作曲者  古川典裕
・ゲームプレイ状況 稼働してるゲーセンを探してます…
・サントラ状況  新盤(シューティングクラスタの方)を持ってます。旧盤(G.S.M. 1500 SERIES)の方はまだ……


曲リスト(みんなで決めるゲー音Wikiから引用)
「曲名」 補足
「Stand by... '99」 PlayerSelect
「Grid Seeker」 Round 1, 4
「Northern Base」 Round 2
「D-lagoon」 Round 3
「Air Dancin'!」 Boss A
「Stardust」 Round 5
「So High」 Round 6
「Mad Machine」 Boss B
「The Ruins」 Name
「Thank you for...」 Name (Another)
「Grid Seeker ~Wings of Darkness~」 Round 7
「Lucifer」 Last Boss
「Grid Seeker ~Over There~」 Ending



メタルブラックとレイフォースの間をつなぐタイトーが誇る演出系STG。オーソドックスな操作とグリッドによる敵弾吸収でボムにするというアイデアが光る一作…なのだがやけに難易度が高かったりもするあたりもタイトーらしさ全開な作品。湾岸戦争は甘くはない、ということですか。F3基板初のSTGなんだからもうちょい気合の入った作りになっていれば……
しかし音楽に関していえば文句なしのZUNTATAクオリティ。全曲外れ無しでありバラエティに富んだ楽曲の凄まじいクオリティは、同時期のタイトーの代表作「メタルブラック」「ダライアス外伝」「レイフォース」「逆鱗弾」などと並び中期のZUNTATAの凄さをプレイヤーに徹底的に植え付けるものでした。
作曲はZUNTATAの中山上等兵さん。他のゲームミュージックとは一線を画するZUNTATAの音楽ではよくストーリー性というか、物語性が非常に強いと言われますが、グリッドシーカーの楽曲はまさにそういったドラマを感じられる作りなのが魅力。また印象的なのが煌びやかな音色でしょう。メインテーマの「Grid Seeker」や「Stardust」を聴くとそれが分かります。これがまー美しく綺麗で、音にこだわるZUNTATAの気迫を感じられるところです。また、メロディアスな楽曲だけでなくSTGらしく泥臭さとアツさを兼ね備えた楽曲であったり、湾岸戦争を思わせる重い空気感の楽曲もあったりと様々な顔があるのがグリッドシーカーの特徴でもあります。それでいて通しで聴いてみると何らかの統一感を感じられるのもまた面白いところであったり。
個人的お気に入り
・Grid Seeker
今作を代表する楽曲にしてメインテーマ。他のゲーム音楽とは一線を画するZUNTATA独自のテーマ性やドラマ性の強さを体感できる曲でもあります。美しく、広がりのある音色やピアノソロ、ベースラインのカッコよさ、ループ終了寸前の凄まじい盛り上がり具合ととにかく聴きどころだらけであり、素晴らしい限り。文句なしにイチオシの楽曲です。
・Northern Base
打って変わって湾岸戦争っぽく重い空気を漂わせている楽曲。重々しい空気の中だからこそ、終盤の煌びやかな音色が際立っているのがいい感じです。
・D-lagoon
今作の中でもSTGらしいノリの楽曲の一つ。泥臭くもアツい軽快な音楽で聴きやすく爽快感もアリです。
・Stardust
Grid Seekerと並んで今作を代表する楽曲の一つ。冒頭の印象的なピアノから始まり、煌めくような音色をふんだんに使って描かれている世界は非常に幻想的であり、ドラマチック。物語性やメッセージ性の強さも聴きごたえのあるものにしてくれてます。
・So High
こちらもハイテンポでノリが良い楽曲。短いながらも怒涛の展開で魅せてくれるのが特徴です。
・Lucifer
ラスボス戦で流れる楽曲。ラスボス戦とだけあってかなり激しく、それでいて重々しい空気。最終兵器の重さを感じさせますね。
・Grid Seeker ~Over There~
Grid Seekerのアレンジ。まさしくエンディングに相応しい、煌びやかな音色とあのメロディーラインの怒涛の勢いが素晴らしいです。
入手方法・その他
サントラが出ていたりiTunesで配信されていたりと音源の入手は容易な部類です。サントラはオリジナル(G.S.Mの方とシューティングクラスタ)とアレンジが出てますね。
オリジナル版の音源収録の「G.S.M. 1500 SERIES グリッドシーカー」は一番最初に出たサントラで、基板直録のシューティングクラスタとは音の響きが違うみたいです。またTAMAYOさんがアレンジを一発書いてます。ポエムが炸裂してるライナーノーツも見どころの一つだとか。新品はともかくとして、入手自体は結構容易な部類です。過度な値上がりも値下がりもしていないのでお値段はそれなりです。
「タイトー レトロゲームミュージック コレクション1 シューティングクラスタ」は先に述べた通り基板直録であり、基板独自の味を味わえる作りでもあります。こちらはグリッドシーカーだけでなくハレーズコメット、ギャラクティックストーム、ダライアス外伝、逆鱗弾と盛りだくさんです。こちらは新品も入手が容易ですね。
「グリッドシーカー~ザ・ディクテイター・オブ・ジャスティス」はアレンジものであり、デジロック調のアレンジがされてたりするみたいですね。グリッドシーカーの新たな一面も見れるのでこういうのもアリ?こちらもそこまでのプレミアは付いておらず入手は容易な部類です。

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